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    2023.03.29

アメリカ向けSEO

今回はSEOの本場とも言えるアメリカのSEOについてです。
GoogleやBingなど世界各国・各地域で使用されている検索エンジンの多くはアメリカ発祥であり、アメリカを含む英語圏から多くのアップデートが行われています。
まずは現地の状況をみながら、対策を確認していきましょう。

目次

そもそも海外向けSEOとは?

海外向けSEOとは、「google.co.th」や「google.com.vn」などの海外での検索エンジン且つ対象エンジンのメイン言語(多言語)で検索した際に自然結果の上位表示されるように(*1)、ウェブサイトの構成や記述などを最適化する調整することです。
*決して自然検索結果の上位に表示されることだけがSEOではありません。

海外向けのSEOと国内向けSEOの違い、注意すべきポイントとしては、基本的なSEO対策に加えて各国特有の「検索エンジン特性」「インフラ環境」「言語」「法規制」に考慮する必要があるところです。こちらの記事では、これらの特徴について解説いたします。

アメリカの検索エンジンシェア

アメリカの検索エンジンシェアは以下の通りです。

【アメリカの検索エンジンシェア】

アメリカの検索エンジシェア

1.Google88.98% 2.Bing6.35% 3.Yahoo!2.36% 4.DuckDuckGo1.94%

※引用:
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/united-states-of-america/#monthly-202202-202302  の 検索エンジンシェア推移(PC、SP、TB等全て含む)

最も多く使用されているのはGoogle、次いでBingとなっています。シェアの割合については、特別な国や地域を除いて、多くの国と似た傾向にあります。
1%前後ではありますが、「DuckDuckGO」という検索エンジンが4番目にランクインしています。「DuckDuckGO」もアメリカ発祥の検索エンジンであり、2008年より運営されています。Googleをはじめとした他の検索エンジンとは異なり、“プライバシー保護”を重要視した運営方針をもっています。
多くの検索エンジンでは、検索結果やそれに準じて表示される広告の表示をユーザー毎に最適化させるためにクッキー情報やIPアドレス、ログイン情報等を蓄積して、パーソナライズされたものを表示させています。それに対して「DuckDuckGO」は、各ユーザーの情報を取得せず、結果についてもパーソナライズしていないものを表示させています。
今はシェアが低いため、SEO対策する検索エンジンとしては重要ではありませんが、アメリカ国内で独自の運営方針をもつ検索エンジンとして、頭の片隅にでも置いておくと良いでしょう。

日本とアメリカのGoogleSEOの違い

先述した通り、アメリカにおいて最もシェアが高い検索エンジンはGoogleです。これまでコラムで登場した台湾と香港、タイとベトナムそして日本と同様、アメリカでSEO対策をするとなるとGoogleで行うことになります。

  • 台湾・香港向けSEO

  • タイ・ベトナム向けSEO

しかし、Googleの発祥がアメリカだからといって、アメリカの向けSEOが難しいわけではなく、他の多くの地域の対策と大きく異なる部分はありません。
ただし、英語の言語特性と各種アップデートが行われた場合、最初に英語圏が対象となることが多いことを踏まえ、その内容が日本(日本語圏)と異なることがあります。
その点には注意が必要です。

アメリカにおけるSEO対策の注意点

・言語特性
アメリカは公用語を定めていませんが、最も使用されているのは英語です。話者ではスペイン語を使用する国民も多いですが、検索において最も使用されているのは英語です。
ただし、いわゆるアメリカ英語/イギリス英語といわれるようにアメリカにおける英語表現特有の単語や語句の使い回しがありますので、注意が必要です。
その他、“best places to visit in Japan”など文章やフレーズでの検索も多いです。英語の語順はSVO(主語+動詞+目的語)型であり、例えば、「I visit Japan」や「We trip to Japan」 という語順となります。主語を省略すると命令形となり、意味が変わるため、めったに省略することはありません。

【アメリカのサーチ数】

アメリカの検索数

2~3単語の短いキーワードでの検索も多いですが、精度の高いクリックやトラフィックをもたらす、“ロングテール”と言われる長いフレーズのキーワードも重要視したほうがいいでしょう。

【アメリカにおける検索型】

アメリカにおける検索型

その他前置詞を含めての検索など、Googleに認識されているキーワードがどうなっているかなど細かい部分が多数あります。
より詳しい情報を知りたい方は、サイト下部の問い合わせフォームよりご連絡ください。

・SEO評価項目
Googleは2023年3月15日に“コアアップデート”の実施をTwitterにてアナウンスしています。展開完了までには最大2週間程度とのことで、おそらく3月末までには実装が終わっているでしょう。
“コアアップデート”とは、Google検索エンジンにおける、コアアルゴリズムのアップデートを意味します。前回アップデートが行われたのは2022年9月であり、約半年ぶりのアップデートとなります。
今回のアップデートではアメリカにおける順位変動は殆どなく、他の地域で変動があるようです。英語圏の言語特性、サイトの構造はあまり影響ありませんが、他の地域の言語特性などでは影響があるのかもしれません。ただ、大きな変動は今のところ見えないため、展開完了(アップデート開始から約2週間程度)までは注視する必要があります。

参考:https://twitter.com/googlesearchc/status/1636012534426640384?s=20
https://developers.google.com/search/updates/ranking?hl=ja

その他のアメリカGoogleの動向

アメリカにおけるSEO対策とは直接関係ありませんが、最近話題となっている「ChatGPT」に関連したサービスの動向もお伝えいたします。
「ChatGPT」とはAIが自然に対話したように質問に答えてくれる、Q&Aサービスです。
Googleでも「Bard」というAIを用いた対話型チャットツールがあります。すでにアメリカとイギリスでは公開されており、順次サービス展開する状況です。

また、「ChatGPT」と「Bard」の違いとしては、情報の新しさがあります。
Googleが提供しているだけあって、「Bard」は最新の情報から回答をしてくれるとのこと。ただ、コーディング(文章の構成など)では「ChatGPT」の方が上回っていると言われています。

まだ進化中の分野ではありますが、検索と関わってくる部分も多いため、今後の情報は大注目です。

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わたしたちは、インターネット黎明期に法人設立し、1999年にSEOを事業化、その後世界各国に複数の拠点を有し、SEOを含むデジタルプロモーションの実績は国内外合わせて48カ国2000社以上となります。
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まとめ

多くのSEO情報はアメリカから発信されていることが多いです。
SEOアナリストとして有名な発信者やSEOに関する情報サイトも多く存在します。
ですが、対策する時にアメリカだから難しいと構える必要はありません。ただし、特性の部分やアップデートの対象となることが多いため、最新情報を踏まえながらSEO対策することが重要です。

アメリカへのSEO対策をご検討中の方は弊社へご相談ください。多くの情報から貴社にあったSEO対策を提案させて頂きます。

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