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YouTubeの上位表示方法・再生回数/アクセス数の増やし方が分からない!そんな方に知ってほしい「YouTube SEO」とは?

YouTubeのマクロ環境について

 現在、世界で毎月20億人以上のユーザーがYouTubeを利用しており、1日あたりの動画視聴時間は10億時間を超え、視聴回数は数十億回にのぼります。
 特にモバイル端末での再生時間はYouTubeの総再生時間の70%以上を占めています。
 利用者数は年々増加傾向にあり、今後も伸びていくことが予測されます。

一方、日本でも他の動画サイトと比較して圧倒的に利用者が多いことが分ります。

YouTube SEOとは?

 YouTube SEOとは、以下の図のようにYouTube上の「オーガニック結果」において、特定のキーワードで上位に表示させる施策です。

YouTube SEO施策について

 YouTubeのアルゴリズムは数十以上の項目があると言われており、それをGoogleが総合的に判断して検索順位を決定しています。
 それらの要素は5つに分類することができます。(あくまで弊社が考える概念です)

  1. テキストマッチ
    対策キーワードの記述や主要タグの設置状況が適切になされているか
  2. レリバンス
    コンテンツ内容に適合したリンク、カテゴリ等が適切になされているか
  3. エンゲージメント
    ユーザーからのエンゲージメントシグナルが適切になされているか
  4. クオリティ
    E-A-T等Googleの品質が適切になされているか
  5. フレッシュネス
    投稿ボリューム等が適切になされているか

上記の5つの点を踏まえることが重要です。
※こちらの表はアウンコンサルティングが独自に分析したものです。

 YouTube SEOのアルゴリズムは、Google検索のアルゴリズムと全くの別物ですので注意が必要です。

テキストマッチについて

テキストマッチでは、以下の4つの項目が重要視されています。

・タイトル
・説明文
・タグ
・ファイル名

タイトルについて
 タイトルは、以下の図の赤枠部分で、対策キーワードを1~2回程度挿入50文字以内での記述を推奨しています。

▼YouTube Studio

説明文について
 説明文については、対策キーワードを2~3回程度挿入200~700文字での記述を推奨しています。
 説明文の内容は、動画の説明の他に、YouTubeチャンネルのURLや関連SNSのURLを記載することをおすすめします。

タグについて
 タグは、コンテンツ内に関連しているキーワードを設定します。対策キーワードを含め31個~40個程度の記述を推奨いたします。
 タグがSEOに与える影響度は、タイトルやサムネイルなどと比較すると低いですが、コンテンツを検索でヒットしやすくするためには必要な要素となります。
 また、タグには自身の「チャンネルID」「チャンネル名」を全動画に共通して設定することで内部のSEOが強まります。

チャンネルIDの調べ方
チャンネルIDの調べ方は以下の通りです。

①右上のアイコンをクリック
②右のチャンネルをクリック
③左カラムの設定をクリック

④「詳細設定を表示する」をクリック

⑤チャネルIDが表示されます。

また、自身のチャンネルを開いたときの黄色部分もチャンネルIDとなります。

ファイル名
 ファイル名に対策キーワードを含めることを推奨します。

レリバンス
レリバンスについては、以下の4つの項目が重要となります。

・カテゴリ
・動画の長さ
・リンク
・ハッシュタグ(#)

カテゴリ
 動画に適合したカテゴリを設定する必要があります。選択肢にない場合は、関連性が高いカテゴリを設定しましょう。

動画の長さ
 動画の長さは10分~20分程度を推奨としており、2分以内と短すぎるものは上位表示が難しいです。

リンク
 リンクに関しては、当該動画と似た動画があれば説明欄にリンクを貼ると関連性が強められます。

ハッシュタグ
 動画に関連したハッシュタグ(#)を説明文に挿入すると、関連の重み付けをすることができます。

エンゲージメント
エンゲージメントでは、大きく以下の5つの項目が重要になります。

・ユーザーシグナル
・チャンネル登録者数
・コメント数
・視聴率
・再生回数

ユーザーシグナル
 高評価の割合を評価全体の90%以上を目指しましょう。

チャンネル登録者数
 チャンネル登録者数を増やすことはSEOにとっても良いことです。まずは50,000人程度を目指していきましょう。

コメント数
 コメント数については、50以上を目指しましょう。
 動画内で「みなさんは○○についてどう思いますか?意見をコメント欄に記載してください」などと、コメントを促すようなアナウンスをして増やしていきましょう。

視聴率
 視聴率については、動画時間の半分の時点で50%以上を目指しましょう。
 動画の半分が難しい方は、まずは開始30秒時点で50%を目指すようにしましょう。

再生回数
 総再生回数は1,000以上を目指しましょう。
 再生回数は初速が重要となります。そのため、対象ユーザーの視聴率の高い時間などを分析した上で、動画のアップロードをする必要があります。また、すでにチャンネルを登録している方に対するアプローチも重要です。登録者には、動画がアップされたら通知が行くような設定をしてもらえるよう、アナウンスをしておくと良いでしょう。

クオリティ
クオリティに関しては、大きく下記4つの項目が重要となります。

・E-A-T(専門性、権威性、信頼)
・認証バッジ
・サムネイル
・画質

E-A-T(専門性、権威性、信頼)
 Googleのアルゴリズムの1つである、E-A-Tを考慮し、動画を作成しましょう。

認証バッジ
 チャンネル登録者数が10万人に達したら認証バッジの申請をしましょう。

サムネイル
 サムネイルのクリエイティブは動画の内容を満たす形で分かりやすく作成しましょう。
 対策キーワードで検索したときに、競合のサムネイルはどのようなものなのかチェックしてトレンドをキャッチしましょう。
 サムネイルはクリックの結果に直結します。クリックしたくなりそうなデザインにしましょう。

画質
 動画を撮影する際は、できるだけ高画質なもので撮影しましょう。
実際に、荒い画像と高画質な画像をアップしたときに、結果に大きな差がありました。なるべく高画質な画像で作成していただいたほうがSEO的にも有効です。

フレッシュネス
 フレッシュネスでは、大きく下記2つの項目が重要になります。

・投稿頻度
・投稿本数

投稿頻度
 投稿頻度について、比較的アップロードが新しい動画が上位にきやすい傾向があります。そのため、施策キーワードの競合の投稿頻度を参考に考えましょう。
 また、アップロードから時間が経ってしまっていても、基本的なSEO対策をすることで上位表示される傾向があります。

投稿本数
 投稿本数について、上位獲得しているチャネルの投稿本数は50以上あります。施策キーワードの競合の本数を参考にして投稿本数を考えましょう。

その他の施策
 その他のYouTube SEO施策をご紹介します。

・関連動画の増やし方
・チャンネル内遷移
・YouTubeアナリティクス

関連動画の増やし方
 関連動画に自身の動画を多く露出することが、チャンネル登録数を増やすことに繋がります。
 関連動画として表示されるためには、タグの設定と、再生リストで動画のグループを作成することで表示頻度が上がります。

チャンネル内遷移
チャンネル内を遷移させる施策として、動画再生中や最後に「関連動画カード」を表示することを推奨します。

YouTubeアナリティクス
対策キーワードで上位表示されると流入数が増えてきます。その中で、どのようなキーワードからの流入が多いのか分析して、PDCAを回しながら今後の動画の対策キーワードの選定に活かしていきましょう。

YouTubeの順位計測方法
 アウンコンサルティングでは、「かんたんYouTubeチェッカー」という順位計測ツールを提供しています。
 検索順位を100位まで計測することができ、日本を含む9カ国(日本・アメリカ・中国・韓国・フィリピン・タイ・シンガポール・ベトナム・台湾)の調査が可能です。競合動画の検索順位も計測することができるので、比較検証にもご利用いただけます。
 費用は月額550円(税込)で1日50回(1KWの場合)まで計測が可能ですので、ぜひご活用いただければと思います。

かんたんYouTubeチェッカーについて:https://youtube-check.com/

▼ツール画面

▼検索順位結果画面

最後に

 YouTubeのアルゴリズムは、Googleの検索アルゴリズム同様に常に更新されていくので、最新の情報にアンテナを張っておくことが大事です。

 また、YouTube SEOでは通常のGoogle検索SEOとは異なる注意点や特徴も多く存在しましす。その点に関してはYouTube SEOセミナーにて紹介していますのでご参照いただけばと思います。

 なお、YouTube SEOはサービスや商品によって特徴が異なります。キーワードの選定方法や視聴率や流入数の分析方法など、ご不明点がある方は、無料オンライン相談よりお気軽にお問い合わせください。

YouTube SEOセミナー動画のダウンロードはこちら↓
https://www.auncon.co.jp/download/seminar/youtubeseomovie20210526/

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