2022年8月18日、Googleはdevelopper向ブログ「Google検索セントラルブログ」において、ヘルプフルコンテンツアップデートについて公式に発表しました。ブログの題名は「Google のヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと」とされており、今回が新しいアルゴリズムのアップデートであること、そしてそれについての説明が記載されています。
また、公式ブログの発表に際し、Googleから今回のアップデートについて直接話しを聞いたという方のブログからも情報を参照し、今回のコラムを記載して参ります。
※参照
公式ブログ
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
グレン・ゲイブ氏のブログ
https://www.gsqi.com/marketing-blog/google-helpful-content-update-new-ranking-signal/
Search Engine Landブログ
https://searchengineland.com/googles-new-helpful-content-update-targets-sites-creating-content-for-search-engines-first-387237
そもそも「ヘルプフルコンテンツアップデート」とは何なのでしょうか?
英語ではHelpful Contents Updateと記載され、HCUと省略されるそうです。
ブログには「有用なコンテンツのオリジナル版をユーザーが閲覧しやすくするための広範な取り組みの一環」とのこと。今回のアップデートの目的が、“訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツのとの差別化を図ること”なので、訪問者がほしいと思っている有用な情報を探し、見つけ出せるように、サイト自体が十分に助けをだしているかどうか・・・ということでしょう。
また、公式では下記のようなチェックリストもあり、すべてできていれば、ウェブサイトの施策は間違っていないとも記載されています。
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引用:公式ブログ
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
このアップデートはウェブサイト全体が対象となり、各ページ単体で評価がされるわけではありません。同一ドメイン内にランキングシグナルにおける評価の悪いページがあれば、ウェブサイト全体に影響が出る可能性があります。
そして人的なアップデートでなく、AIによる選別が行われているとのことなので、影響がもし出るとすると早い段階で出ているはずと想定されます。
影響が出ているとされるのは、“検索エンジン向けに作られたコンテンツ”があるサイトです。「検索エンジンファースト」のコンテンツはユーザー目線で作られているサイトとは異なり、定型的なタグの設置や文言の設置などがあるため、そういった部分が見受けられるページを含むサイトの評価が下がるのでしょう。
公式ブログ内では、下記の項目に対しての返答が「はい」となる場合は、検索エンジン主体のコンテンツとなっている可能性が高いため、コンテンツ作成を再評価する必要があるとのことでした。
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引用:公式ブログ
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
ヘルプフルコンテンツアップデートは、2010年代にあったような大きなアップデート(パンダアップデートやペンギンアップデートなど)とは違い、ページやサイトのどの部分をこのくらい修正すればOK!というような定量的な対策をするのは難しいです。ただし、ベストプラクティスから大きくはずれたものではないので、このアップデートだけ重要視して対策する必要はなさそうです。
まずはGoogleから提示された確認事項に対して、自社の英語サイトは対象となるかどうかを確認しましょう。もし、「むむ?」となる怪しい部分があれば、Googleの提示しているコアバイタル指標などを合わせて確認しながらユーザーファーストのウェブサイトを考えることが大切です。
コンテンツをユーザー目線で考えるというのは、簡単そうではありますが時間がかかるものです。まずは弊社のような専門会社をつかってウェブサイトの診断を行い、適切な施策を行うこともひとつの方法だと思います。
※ウェブサイトの無料診断も行っていますのでご興味あれば下記よりお問合せください。
URL: https://www.auncon.co.jp/service/seo/
Written by Y.N