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    2020.10.20

【越境ECセミナー】セミナーレポートvol.1【中国】 フランクジャパン様 共催 中国越境ECマーケティングセミナー 9月17日(木)開催

こちらの記事では9月17日(木)に開催したオンラインセミナーの概要や講演内容をプログラムごとに解説していきます。

セミナー概要

こちらのセミナーでは、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要が追い風となり、6月の年間最大級のセールで過去最高の取扱高を記録した京東(JD.com)について、京東の日本唯一出資先であるフランクジャパン様をお招きし、京東越境ECの販売傾向や実際の事例について解説させていただきました。

プログラム

■第1部 16:00~16:45(45分)
コロナ禍における京東国際の状況とフランクジャパンの取り組み事例

■第2部 16:45~17:30(45分)
中国人に刺さるWebプロモーション手法について

■質疑応答 17:30~

講師紹介

講師紹介

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続けて、第1部の「コロナ禍における京東国際の状況とフランクジャパンの取り組み事例」をまとめさせていただきました。

アジェンダ

1.コロナによる影響・状況を改めて整理
2.JDにおける越境ECの状況は?
3.フランク提供ソリューションご紹介

コロナによる影響・状況を改めて整理

コロナ禍により、訪日外国人数はほとんどゼロ、免税売上も大幅に減少しております。

訪日外国人数
免税売上

一方、このような状況下で、越境ECのニーズは高まっております。
中国では日本商品の越境ECの取引高は260.6%、注文件数403.1%増加しております。
以下は中国の越境EC取引規模と越境ECのユーザー規模を表したグラフです。
中国の越境ECの規模は年々増加しており、規模は200兆円、ユーザーは1億5000万人を超えると予測されています。

越境EC次の成長分野

京東国際について

以下は、京東国際の歩みについてです。
2015年に中国国内で先駆けて越境ECプラットフォーム「JD Global Shopping」を設立し、2020年までに2万ブランド10万SKUの取り扱いを達成しております。

京東国際の歩みについて

以下は、京東国際の消費者についての図です。
女性ユーザーがメインで、都市部の25~35歳が多くを占めています。

京東国際の歩みについて

続いて、京東のカテゴリー傾向の紹介です。
京東は中国のベビー&マタニティーの分野において最大規模の小売媒体となっております。
購買頻度が高く、安全安心を求められるベビー&マタニティーにおいて信用を勝ち取り、強力な消費者網を築いております。

京東国際の歩みについて

また、食品・飲料のカテゴリーにも強みを持ち、中でも消費頻度の高い牛乳・インスタント飲料・シリアルが主力カテゴリーとなっております。

食品・飲料のカテゴリー

酒類のカテゴリーではのECの売上分布において最も多くのシェアを締めております。
酒類販売は「豊富な品揃え」「0関税」「低コスト」「適正価格」「ブルーオーシャン」など、多くのメリットを持ちます。

飲料カテゴリー傾向

以下は、ここまでのまとめです。
市場環境について、インバウンドの消費は減少傾向ですが、ECを中心とする中国の消費は回復傾向にあります。
ベビー&マタニティ・酒類・食品の販売市場は拡大しており、京東を含むプラットフォーム取り扱い意向も拡大している状況です。

まとめ

フランク提供ソリューションのご紹介

最後にフランク提供ソリューションをご紹介いたします。
日本企業の中国市場における課題は以下のとおりです。「現地法人に任せるもうまく行かない」「なかなか売上が上がらない」「検証できるデータがないので次の打ち手につながらない」このような課題を抱えるメーカー様が多くいらしゃいます。
フランクジャパンは、「消費者データ活用」「モール体運営」「物流インフラ」を駆使して、これらの課題を解決していきます。

フランクジャパンソリューション 紹介

具体的な取り組みイメージが以下のとおりです。
1.購買データ/消費者データ⇒メーカー様との商品選定
2.自社運営機能/運営データ⇒PDCAサイクルの効率化
3.物流機能/物流データ⇒在庫配置の最適化
京東クラウドからこの3つのデータを集約し、売上最大化を目指します。

フランクジャパンの具体的な取り組み

越境ECでは参入障壁が低い分、新商品の育成やブランドの構築をテスト検証しながら低コストでスタートすることが出来ます。そのため、越境ECを入り口として、ブランドの構築の土台を整えた上で一般貿易に切り替えるお客様もいらっしゃいます。

以下は3カ年を見据えた成長シナリオです。
モール外とモール内で準備段階から「認知拡大」「理解促進」「刈り取り」の3つの段階別にまとめました。
まず、モール内において京東の購買データを元に分析を行います。どの商品が中国における越境ECの中でニーズがあるのかを見極める必要があるからです。その他、「売り場の構築」「物流体制の構築・検証」「モール内反足検証」など、1年目は販売におけるインフラ構築に力を入れていきます。

その後、2年目で「スター商品を育成」していきます。
また、モール内の販促を実施し、オフラインのマーケティングチャネルを確立していきます。
オフラインでは、商品を手にとることで興味関心を招き、購買につなげることが出来ます。オフラインで触れた商品を、情報量の多いECで購入するという導線を作るためにも、オフラインチャネルを確立することは大事なことです。

そして3年目で流通チャネルを拡大していきます。
競合が参入し、価格競争が起きてしまう前に、他のシェアの大きいモールへの出店を検討することが必要となります。

フランクジャパン 3カ年を見据えた成長シナリオ

以下が京東に出店いただく上でのフランクジャパンの業務内容となります。
バイヤーの買付からページの運営まで全体のサポートをさせていただきますが、メーカー様には「販売までの必要書類」「京東モール内外販促費用」「ページ作成における素材のご協力」こちらの3点のみ対応をお願いしております。

フランクジャパンの業務内容

買取の流れと、スケジュールに関しては以下の通りです。

買取の流れと、スケジュールに関して
買取の流れと、スケジュールに関して

以上が、「コロナ禍における京東国際の状況とフランクジャパンの取り組み事例」となります。
詳しい取り組み事例を知りたい方は、以下の「セミナー情報はこちら」から、当日のセミナー動画をご覧いただけますので、ぜひご利用いただければと思います。

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