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    2020.10.20

【越境ECセミナー】セミナーレポートvol.2【韓国】 LIFE PEPPER 様 共催 中国・韓国・台湾・東南アジアの越境ECマーケティングセミナー 9月11日(金)開催

こちらの記事では9月11日(金)に開催したオンラインセミナー第1部 「韓国ECの基本/全体像からNAVER Smart Storeを活用した韓国ECの始め方まで」を解説していきます。

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アジェンダ

1.韓国WEB事情の概要
2.韓国ECの概要
3.韓国EC3つの攻略ポイント
4.まとめ

韓国WEB事情の概要

はじめに、韓国WEB事情の概要について説明させていただきます。
韓国は、インターネット普及率95%(世界7位)、スマホ個人普及率95%(世界1位)ネットスピード119.6MBPS(世界3位)と、高い水準を誇っており、ネット大国の中の1つです。

韓国WEB事情の概要について

利用媒体については、EC売上比率24.5%(日本:6.2%)、SNSで普及率87%(日本:65%)、ウェブ広告費比率46%(日本:30.3%)と、日本と比較しても高い水準にあることが分かります。

利用媒体について

また、SNSに関しては韓国のポータルサイトである「BAND」、Instagram、FacebookがTOP3となっております。この中で最も多くのユーザー数を持つのがBANDの3000万人です。
メディアに関しては、韓国特有の「NAVER」「DAUM」、そしてGoogleがTOP3にランクインしています。中でもNAVERは4200万人と最も多いユーザー数を誇っています。
ECに関しては「Gマーケット」「11番街」「NAVER」がTOP3にランクインしています。その中で最もユーザー数が多いのはGマーケットの3000万人です。

韓国ECの概要

続いて、韓国越境ECの概要について解説させていただきます。韓国の越境EC市場は右肩上がりで、5年間で2.95倍の成長をしています。モバイルユーザーが多いことから、それに比例してモバイルからのショッピングユーザーも右肩上がりになっている状況です。

韓国越境ECの概要について

韓国のECプラットフォームについて紹介します。
韓国は、様々なECプラットフォームやモールが存在します。種類が多く、様々な特徴があるため、「何から始めたらいいか分からない」というお声をよくいただきます。
そんな方は、以下の図に記載されている、「オープンマーケット」や「ソーシャルコマース」に分類されているプラットフォームをおすすめいたします。
また、「プラットフォームコマース」に分類されているNAVERやKakao Talkも主要ECプラットフォームがモールとされていますので、基本的にこの3つの分類を元に考えていただければ問題ないかと思います。

韓国のECプラットフォームについて

以下は各販売媒体を比較した表です。
越境ECを考える上でこのような特徴を踏まえて考えていきましょう。

各販売媒体の比較

越境ECを始める上で、日本企業の方が抱えている課題は以下のとおりです。これらを踏まえて、韓国ECの攻略ポイントを紹介していきます。
・何からはじめたらいいのか分からない
・どのようにはじめたらいいのか分からない
・プロモーションをどのようにしたらいいのか分からない

韓国EC3つの攻略ポイント

韓国ECを攻略する3つのポイントをご紹介させていただきます。

韓国EC3つの攻略ポイント

1.NAVERから始めよ
NAVERは韓国国民の84%が使う、韓国最大のプラットフォームです。また、様々なサービスやマーケティング手法を行いやすく、NAVER上で販促活動を行うことが可能となります。

NAVERについて

NAVERは、「NAVER Smart Store」というECモールを運営しています。
NAVER Smart StoreではNAVER検索結果のショッピング枠に広告を配信することができます。(他のECモールは広告を配信することは出来ません。)
また、商品を購入する場合はNAVERで提供している決済システムの「Npay」を使用することができ、一気通貫で支払いまで行うことができ、ユーザー離脱を抑え、高いコンバージョン率を保つことが可能となります。
加えて、NAVER Smart Storeでは商品ページのカスタマイズが可能で、ブランドイメージを守りながらユーザーにアプローチすることが可能です。

NAVER Smart Storeについて

2.NAVERを攻略せよ
NAVERは、韓国最大の検索エンジンであり、検索エンジン機能に加えて「総合ポータルサイト」の機能が備わっており、独自のコンテンツを提供しています。
また、NAVERの注意点について以下にまとめました。
NAVERの検索結果は、Googleなどの一般的な検索エンジンと異なり、SEOが存在しないので注意が必要です。

NAVERの注意点について

NAVERの検索結果は、最上位が「リスティング広告」、2番目が「NAVER Smart Store」、3番目に「NAVER Blog」が表示されます。
検索キーワードによって、この3つの順位が入れ替わることはありますが、基本的にこの上位3位までは変わりません。
そのため、自社サイトを上位に掲載することはとても難しいです。
なお、NAVER Blog は、自然検索で上位表示されやすいので、リスティング広告以外で韓国向けのプロモーションをご検討中の方にはおすすめです。

NAVERの検索結果

以下がNAVER攻略のまとめとなります。
NAVERの検索結果は基本的にカテゴリ別に分かれています。
また、自然検索で自社サイトを上位表示するのはかなり難しいため、ブログを活用してプロモーションを行っていきましょう。

NAVER攻略のまとめ

3.Q&Aを活用すべき
韓国人は、商品購入前のお問い合わせ対応や、購入後のアフターサービスを重要視する傾向にあります。
そのため、チャット機能を活用してユーザーとの継続的なコミュニケーションをとることが重要です。出店と同時に、このような環境もしっかり整えておきましょう。

まとめ

以下が韓国人の消費行動となります。
このような消費行動を理解した上で韓国進出を行い、効率的なプロモーションを行っていきましょう。

韓国人の消費行動

最後に振り返りです。
韓国は世界有数のインターネット大国であり、ECでの売上比率も高く、市場の伸びも増加傾向となっているため進出するには好条件の国の中の一つと言えます。
韓国への出店をお考えの方は、まずは「NAVER Smart Store」をご利用いただくことをおすすめします。
そして、韓国進出にあたってはNAVER上でプロモーションを行うことが最も効果的です。

この講義の振り返り

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