Amazonプライムデーは7月15~16日 中華圏のバレンタイン旧暦七夕は8月7日 WeChatPayDayは8月8日
Amazonが、今年のプライムデーセールを7月15日(月・祝)~16日(火)の2日間、過去最高の48時間実施すると発表したその同じ週に、Googleは実店舗での購入を促進する機能ローンチをGoogle公式ブログ英語版で発表しました。
消費者は実店舗へ行く前にお得な情報を検索しています。「on sale near me(私の近くのセール情報)」の検索は2017年以降250%増加しました。昨年開始されたローカルキャンペーンは、Googleの機械学習キャンペーンフォーマットの一つで、実店舗への訪問増加を目的としています。Google検索やGoogleマップ、YouTube、ディスプレイネットワークへ広告が配信されます。このローカルキャンペーンを利用して、実店舗への通話を最適化できます。この機能を有効にするために店舗への訪問回数の測定は必要ありません。また、特定の場所に合わせて予算や広告メッセージを調整できるロケーショングループを作成することができます。広告の見出しや説明文、イメージなどクリエイティブ要素別の掲載結果を確認できる、ローカルキャンペーンの資産レポートもロールアウトしました。ただし、レポート内容は詳細ではなく、各要素を「最高」や「良い」などランク付けしたものです。(参照※1、※2、図1)Googleは、ローカル在庫広告(LIA)で、検索ユーザーへ近くの店舗に在庫のある商品を宣伝することができるようになりました。「20%割引」「1つ購入でもう1つ無料」等の情報を、実店舗の近くにいる、セール・ハンターな消費者へアピールすることができます。このLIA機能は、現在、米国とオーストラリアのみですが、今後はグローバルに展開される予定です。(参照※1、※2、図2)
eコマースの巨人Amazonのプライムデーセールは、小売業者の販促カレンダーに欠かせないものになりました。しかし、実店舗での売上は、まだ小売販売の大部分を占めています。Amazonに対抗するためGoogleは実店舗小売業者向けのソリューションを提供することは、Googleが注力している分野です。Googleは消費者が「年間を通して、お得な情報を探してる」と強調しています。中華圏では8月7日の旧暦七夕のバレンタインセールや、8月8日の中国WeChatPaydayセール、9月に学校開始の国では、就学前セールなど、続々と夏セールキャンペーンが続きます。まだすべての機能は日本のローンチしていませんが、実装済みの機能をうまく利用し、実店舗での購入促進にお役立てください。
※1 Google新機能 – Search Engine Land
https://searchengineland.com/google-adding-features-for-advertisers-to-promote-deals-drive-in-store-purchases-318852
※2 Google広告ブログ(英語)
https://www.blog.google/products/ads/reach-deal-seekers/