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    2019.07.03

中国 5月1日労働節連休 中国国内大手旅行社2社の調査報告

驴妈妈(Lvmama) 文化体験旅行人気爆発、海外自由旅行人気急騰

  中国大手OTA、驴妈妈(Lvmama)の「2019年五一長期休暇旅行報告」によると、今年5月1日の労働節休暇で、旅行者の8割以上が、旅行中に文化体験を選んでいました。教科書旅行、博物館と遊園地のセット、歴史の先生がガイドするツアーなどが爆発的な人気を博しました。昨年までは1日だけだった祝日が、今年は4連休となったため、遠方への旅行が対前年比8%増加。海外旅行者数も、対前年比1割近く増加しました。国内の景勝地めぐりや海外自由旅行が人気を博しました。人気の旅行テーマは亲子游(親子旅)、文化游(文化旅行)、山水游(自然旅行)、海岛游(ビーチリゾート旅行)。女性が旅行者全体の55%を占め、探求心が高いことが特徴です。3~4級の地方都市からの旅行者が増加し、都市部観光、テーマパークが人気です。1~2級の大都市からの旅行者は、自然、田舎の景色を好み、中国国内で、夜の伝統行事体験(観劇や景色のきれいな場所で郷土料理を楽しむなど)やナイトクルーズに注目が集まりました。今年の五一休暇の人気海外旅行先トップ10は、タイ、香港、日本、シンガポール、ベトナム、インドネシア、アメリカ、アラブ首長国連邦、トルコ、ロシア。タイの到着時ビザ、日本のビザ緩和、短い飛行時間などの理由で、タイと日本は引き続き人気旅行先トップをキープしています。若者は定番の観光地より、自由旅行でまだ人に知られていない穴場を探索するほうを好み、例えば、日本の岩手県安比高原3泊4日自由旅行が、今年は人気でした。(参照※1)

途牛(Tuinu) 国内は「网红城市(ネットレッド都市)」が人気 有給休暇追加で海外旅行も

  途牛「2019年五一小型休暇消費調査」によると、中国国内は「网红城市(ネットレッド都市、オンライン知名度が高い都市)が人気で、休暇日数を増やし、海外旅行へ出かける人も増えました。五一休暇の公式祝日数は4日ですが、26%旅行者の旅行日数が5~6日、7日以上は29%、4日以下は45%で「拼假(有給などで連休日数を増やす)」旅行が定着しています。旅行年齢層は、1980年代生まれの80后が33%、90年代生まれの90后が28%で39歳以下が過半数を占めています。国内では、「ホテル+観光スポット入場チケット」パックが最も人気で、代表的な家族旅行の構成員は「2大1小(夫婦と子供1人)」、「2大2小(夫婦と子供2人)」、「4大1小(夫婦、子供1人と祖父母)」。国内旅行が好調で、国内の「高端酒店(高級ホテル)」の需要が上昇しています。近隣の海外旅行人気トップ10は、タイ、日本、インドネシア、シンガポール、ベトナム、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ラオス、ミャンマー。ビザ緩和、交通インフラ整備、短距離、利便性から、日本と東南アジアへの旅行熱はこれからも上昇継続すると予測しています。海外人気リゾート地トップ10は、プーケット、バリ島、モルディブ、沖縄、マレーシアのサバ、サイパン、タイのサムイ島、フィリピンのボラカイ島、モーリシャス、タヒチ。クルーズ海外人気旅行先トップ5は、沖縄、京都、鹿児島、佐世保、神戸です。(参照※2)

労働節連休

※1 驴妈妈「2019年五一長期休暇旅行報告」
http://www.dotour.cn/article/43401.html
※2 途牛「2019年五一小型休暇消費調査」
http://www.dotour.cn/article/43153.html

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