McKinsey が中国と米国、イギリス、オランダ、ドイツの食肉市場を比較したインサイトを公開しています。中国は、世界最大の食肉消費市場です。そして、1990年代前半からコンスタントに成長し、2021年には、世界の食肉総消費の27%を占める約1億トンもの食肉を消費しました。これは米国の食肉消費の2倍に相当します。しかし、中国でも欧米同様、ベジタリアンも増えてきています。半数以上(57%)は、食肉を定期的に消費しますが、ヴィーガンや厳格なベジタリアンではないが、食肉をさける傾向のある消費者は43%で、これは米国やイギリスと同程度です。(参照※1、グラフa)今回比較した欧米諸国と比べると、中国の豚肉消費が顕著にめだちます。中華料理には無数の豚肉料理レシピがあるので、ある意味当然のことでしょう。(参照※1グラフb)中国はもちろん、ドイツでは食肉をさける傾向のある消費者が60%や、牛肉より鶏肉が欧米で消費されているなど、東西の比較も興味いレポートです。
【出典元】
※1 Five new trends in China’s meat consumption | McKinsey
https://www.mckinsey.com/industries/consumer-packaged-goods/our-insights/for-love-of-meat-five-trends-in-china-that-meat-executives-must-grasp