旅行業界メディアPhocusWireが、今後のアジア太平洋地域(APAC)の旅行市場を予測しています。コロナ前、世界最大の旅行市場だったAPACは、新型コロナウィルス感染拡大による影響を大きく受け、2021年に米国へその地位を譲り渡しました。世界の他の主要旅行市場に比べて、APAC旅行市場の回復は遅いと予想されてきました。旅行者の感染への不安と各国政府による特に海外への渡航制限により、2021年のAPAC旅行市場は2020年比4%増の2,316億ドルでした。2022年の回復は、国内旅行需要に依存し、また各国の渡航制限緩和の程度によって大きく異なる結果となりました。APAC旅行業界は、航空路線の再構築、ホテル補給線の強化、国内旅行アクティビティの活性化に加え、中国の開国とともに、2023年の旅行リバウンド需要に備えています。APAC旅行市場は、2025年に4,900億ドルに達し、2019年比10%増加すると予想されます。2025年はまた、APACが世界最大の旅行市場に返り咲く年にもなるでしょう。(参照※1、グラフa)
【出典元】
※1 APAC expected to return as world’s largest regional travel market by 2025 | PhocusWire
https://www.phocuswire.com/apac-expected-return-as-worlds-largest-regional-travel-market-by-2025