シンガポールに本社を置く旅行・観光業界に特化したアジア太平洋地域最大級のメディア WiT が2024年の中国の海外旅行を分析・予想しています。
世界の航空会社、ホテル、旅行会社にサービスを提供している大手旅行ソフトウェア会社 Sabre(本社:米テキサス)の最新レポートによると、2024年に入り、中国からの海外旅行予約は前年比 400% 近くまで増え、回復してきています。WiT が、Sabre の様々なデータと、世界のフライトデータを持つ OAG(本社:英国)データを分析・予測しました。
米国やタイ、韓国など、2023年も上位を占めていた国が海外旅行先として人気ですが、2023年は14位だったオーストラリアが7位に、2023年18位だったマレーシアが9位と新たにトップ10内にランクインしています。日本は2023年6位から2024年は2位に順位を上げています。また、ロシア、バングラディシュなども伸びていて、中国旅行者の嗜好が多様化していることを示しています。
人口のわずか13%しかまだパスポートを保持していないため、今後も高い成長の可能性があると見込まれています。
【出典元】 ※1 China outbound surges by almost 400% in 2024 – WiT