アウンコンサルティング株式会社(東証二部:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下アウンコンサルティング)は、アジア9拠点で、マーケティング(SEM(検索エンジンマーケティングサービス、インターネット広告など)、アセットなどのグローバルコンサルティングを展開しています。また、アジアにおいていち早くSEOを事業化し、2018年6月より21期目を迎えています。
この度は、台湾・タイのWeb広告に関するアンケートの調査結果を報告いたします。
■台湾・タイの訪日客におけるマクロ情報について
日本政府観光局(JNTO)によると、2017年の台湾からの訪日客数は中国・韓国に次ぎ456.4万人と3番目に多く、観光庁の発表ではリピーター(観光・レジャー目的)は80.1%で、中国の39.8%と比較しても高い数値となっております。また、タイは訪日客数98.7万人・リピーター率67.1%と、共に東南アジアで1番高い数値となっております。
今回の調査では、インバウンド市場として成熟している台湾と、第二のインバウンド市場として成長している東南アジアからタイをピックアップし、台湾とタイにおけるWeb広告に関する意識調査を行い、インバウンドWebプロモーションの観点から、トレンドの違いを紐解いていきます。
<質問項目>
1.(連絡手段として)一番使用するメッセンジャーアプリは何ですか?
2.利用頻度が一番多いSNSはありますか?
3.SNSでクリックしたことのある広告はありますか?
4.SNS以外で)クリックしたことのある広告はありますか?
5.SNSで迷惑だと感じる広告はありますか?
6.(SNS広告以外で)迷惑だと感じる広告はありますか?
7.クリックしたことのある広告はどんな業界のものですか?
■台湾・タイ共に主な連絡手段として利用されているのは「Messenger」と「LINE」
台湾・タイ共に連絡手段として活用されているアプリは「Messenger」と「LINE」が90%以上を締めていることが分かりました。LINEは台湾やタイ、インドネシアで多く利用されており、他のSNSと比較してアクティブ率が高いのが特徴です。また、タイではFacebookの利用率が非常に高く、メールの代わりにMessengerで知人と連絡を取り合うことが多い傾向にあります。そのため、LINEが参入してからも根強くMessengerの需要が残っており、以下の結果になったことが推測できます。
■情報収集やシェアを目的として利用されているのは「Facebook」と「Instagram」
情報収集やシェアの目的で利用されているSNSは以下の結果となりました。タイでの主要SNSはFacebookで、Instagramのシェアは全体でみると9%と低い数値になっています。タイではInstagramが流行していますが、未だに主要SNSはFacebookのようです。前述したように、タイでのFacebookの利用率は高く、ニュースフィードで友人とコニュニケーションを取り、情報収集の際もFacebook上で呼びかけて情報をもらうなど、「Facebook=インターネット」という認識に近く、シェア率も高い結果となっています。日本ではインフルエンサーというとInstagramを想像しますが、タイのインフルエンサーは利用率が高いことからFacebookが主要媒体となっています。
■利用率の高い媒体の広告のクリック率は高い
「SNSでクリックしたことのある広告」に関しては、台湾で「Facebook」「LINE」「Instagram」、タイで「Facebook」「Messenger」「LINE」が上位を締めており、主要メッセンジャーアプリや主要SNSの利用率と比例していることが分かります。
■台湾「バナー広告」・タイ「動画広告」の関心が高い
こちらの設問では、(SNS利用時以外の)検索エンジン等を利用している際に出てくるWeb広告について、動画や記事広告、リスティング広告など、どのような形態のWeb広告に興味があるのか調査いたしました。
大きな違いがあったのは「バナー広告」と「動画広告」です。台湾で29%を締めているバナー広告ですが、タイではわずか6%と大きな差がありました。また、動画広告ではタイのシェア率が高く36%を占める結果となりました。
■Instagramの広告を不快に感じるユーザーは少ない?
「クリックしたことのある広告」でも同じ傾向がみられましたが、「迷惑に感じる広告」でも台湾・タイ共に日常的な利用率の高さと比例して「LINE」「Facebook」「Messenger」がランクインしています。しかし、Instagramに関しては、どちらも数値が低い結果となりました。特に台湾では、Instagramを主要SNSとして利用しているユーザーが27%を締めているのにも関わらず、Instagramの広告を迷惑だと回答しているユーザーは5%以下と低い結果となりました。Instagramの広告はアパレル・美容系など文章よりも視覚的に訴える広告が多いことから、ユーザーの投稿に溶け込み、不快に感じにくいのではないかと考えられます。
■半数以上が「ポップアップ広告」「リスティング広告」に不快感
SNS以外の広告に関しては、「ポップアップ広告」「リスティング広告」に不快感を抱いているユーザーが多いことが分かりました。ポップアップ広告は、視界が遮られ、ユーザーの動作を止めてしまうことや、フィッシング詐欺などの犯罪行為に使われるケースも多いため、ネガティブなイメージも関係しているのではないかと推測します。
■「美容」「ゲーム」「旅行」の需要が高い
業界別に調査をすると、「美容」「ゲーム」「旅行」のWeb広告への関心が高いことが分かりました。ランキングを比較してみても大きな差はなく、Web広告の効果が期待できる業界は国や地域によって変動はあると思いますが、台湾とタイでは似たような結果となりました。
台湾・タイは日本へのリピーターが多く、インバウンドプロモーションを行う上では外せないターゲットとなってきています。ターゲットとなる国や地域に受け入れられるプロモーション方法を深く理解し、媒体や広告形態を選定していきましょう。
昨今、2020年の東京オリンピックに向けてインバウンド市場が盛り上がりを見せていますが、多くの企業様がインバウンドプロモーションを中華圏(中国・台湾・香港)から行います。中でもリピーターの多い台湾は、トレンドも多様化しています。また、早くにインバウンドプロモーションに取り組んだ企業様は第二のインバウンド市場として成長している東南アジアに注目されています。
アウンコンサルティングでは台湾・タイを含む世界9拠点をもち、拠点で得た最新のトレンドを活かしたインバウンドプロモーション支援を行うことが可能です。これからの年末年始・春節シーズンに向けて計画的なインバウンドプロモーションを行いましょう。
▼アウンコンサルティングのインバウンドプロモーション支援について
https://www.auncon.co.jp/web_promotion/
▼お問い合わせ
TEL:03-5803-2776
MAIL:sp@auncon.co.jp
【調査主旨】
訪日プロモーション実施に関し、訪日リピーター率の高い国・地域を対象にWeb広告に対する意識調査をアンケート調査(対象国・地域:台湾、タイ)
【調査要綱】
【調査要綱】
■アウンコンサルティングのインバウンドマーケティングサービスのご紹介
インバウンドマーケティングは国によって、訪日回数や観光先など好まれるポイントや消費金額が異なるため、各国ごとに適したマーケティングを行うことが必要です。 アウンコンサルティングは弊社現地拠点リソースや蓄積ノウハウを活用し、対象国にあわせて最適な施策を組み合わせ、認知・販促効果の最大化を支援致します。
アウンコンサルティングでは、SEO(検索エンジン最適化)、PPC(検索連動型広告)、ソーシャルメディア、スマートフォン広告などのグローバルマーケティングサービスを、日本語だけではなく、外国語も対象に行っています。現在48の国と地域にサービス実績があり、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語やその他の外国語にも幅広く対応しています。また、台湾、香港、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、韓国の海外7拠点を生かし、アジアの現地情報やグローバルインターネットマーケティングにおけるナレッジを蓄積しております。グローバルマーケティングについて、また、現地情報の収集の際にも是非ご相談ください。
【グローバルマーケティングのサービス概要】
URL: https://www.auncon.co.jp/service/service/
アウンコンサルティング株式会社
[事業内容]
東京、沖縄、台湾、香港、フィリピン、タイ、ベトナム、シンガポール、韓国のアジア9拠点で、SEO、PPC(リスティング広告)、ソーシャルメディア、リサーチなどのグローバルマーケティング事業及びアセット事業を展開
[設立] | 1998年6月8日 | |
[本社] | 東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F | |
[代表者] | 代表取締役 信太明 | |
[資本金] | 341,136千円 (2018年8月末現在) | |
[URL] | https://www.auncon.co.jp | |
[沿革] | 1998年6月 | 千葉県松戸市で設立 |
1998年9月 | 福島県福島市へ本社移転 | |
1999年10月 | SEOコンサルティングを開始 | |
2001年1月 | 東京営業所を東京都文京区に開設 | |
2002年11月 | PPC(リスティング)広告を販売開始 | |
2002年4月 | 東京都文京区に本社移転 | |
2005年11月 | 東京証券取引所マザーズ市場上場 | |
2006年12月 | 沖縄支店を沖縄県那覇市に開設 | |
2008年4月 | タイ・バンコクに現地法人設立 | |
2010年6月 | 台湾・台北に現地法人設立 | |
2010年9月 | 香港、韓国・ソウルに現地法人設立 | |
2010年11月 | シンガポールに現地法人設立 | |
2015年6月 | フィリピンに現地法人設立 | |
2016年10月 | 東京証券取引所二部市場上場 | |
2017年9月 | ベトナムに現地法人設立 |
[プレスリリースに関するお問合せ]
広報担当 金井/TEL:03-5803-2776 MAIL:pr@auncon.co.jp