アウンコンサルティング株式会社(東証マザーズ:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下アウンコンサルティング)は、東京、沖縄、台湾、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国のアジア8拠点で、SEM(検索エンジンマーケティング)サービス、インターネット広告、ソーシャルメディアなどのグローバルマーケティングを展開しています。また、SEOをアジアでいち早く事業化させており、SEO事業を開始して2015年で17期目を迎えています。この度、2015年におけるSEO動向と、アウンコンサルティングが予測する2016年のSEO動向を発表いたします。
■2015年のSEO動向総括
2015年はアルゴリズムの更新が多く、検索結果順位に対して大きな影響を及ぼした更新もありました。
まず、モバイルフレンドリーと呼ばれる、モバイル(スマートフォン)向けのアルゴリズムの更新です。このアルゴリズムの更新により、検索結果はPCとモバイルで異なると明示されました。更にモバイル向けのアルゴリズムはアプリの表示に影響する更新もあり、「App indexing」というGoogle検索結果にアプリを表示させる仕組みが公開され、ランキングシグナルへの追加も発表されました。
さらに、全体に影響する新しいアルゴリズムとして発表されたのがAI(人工知能)を備えた「Rank Brain」です。このアルゴリズムは順位を決定するための数百に及ぶアルゴリズムの中の1つであり、3番目に重要なシグナルであると公表されました。
また、11月に入りGoogleから発表されたのが検索品質評価のガイドラインです。これは検索したクエリの検索結果に表示されるページの関連性の高さや品質を第三者に評価してもらう際のガイドラインになります。今までは非公開であり、度々流出していた内容が今回Googleによって公式に公開されました。
その他、パンダアップデート(来春に向けて)、ペンギンアップデート(実装は来年持越し、リアルタイムアルゴリズムへ移行)も引き続き実施予定とされています。
新しいアルゴリズムの追加やガイドラインの公開は、Googleの「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」という使命のもと、検索行為を行うデバイスの多様化に伴い、進化していることの表れと考えられます。今後もGoogleの動向を注視していくことが必要と言えます。
<2015年の主な出来事>
・App indexingのランキングシグナル追加(2月27日、10月2日)
モバイルアプリにおけるランキングシグナルが多数追加されました。AndroidだけでなくiOSにも対応するなど、アプリに関するアップデートが複数ありました。
・モバイル対応有無のランキングシグナル「モバイルフレンドリー」追加(4月21日)
2月に公式ブログにてモバイル対応有無が順位決定要素となることが告知され、アルゴリズム追加の日程もアナウンスされました。
・Yahoo! JAPANのSSL化(8月12日)
GoogleのSSL化に合わせるように、Yahoo! JAPANにおいてもSSL化されました。リリースから約1週間後には実装が完了し、短期間での対応を行いました。
・「Rank Brain」の導入報告(10月27日)
人工知能を活用した新しい検索アルゴリズムであり、AI(人工知能)がユーザーの行動やページ閲覧状況から学習し、より良い検索結果を返せるように進化するというものです。現時点で数百あるアルゴリズムの中でも、3番目に重要であると言われています。
・検索品質評価ガイドラインの公開(11月20日)
今まではGoogleの検索結果の品質を評価する外部の評価者のみが見ることが出来たガイドラインをGoogleは公式ブログで公開し、ダウンロード可能としました。これにより、サイトがSEOに適した形で制作しやすくなると考えられますが、ガイドラインは全160ページと詳細かつ多岐の項目に渡ります。
上記以外にも、「Google webmaster tool」が「Search Console」に変更されたことも大きな変化の1つと言えます。例えば、Yahoo! JAPANのSSL化に伴い、アクセス解析ツールでの検索クエリの取得が更に難しくなりましたが、上記ツールの変更・更新により機能が向上し、Google Analyticsでは「not provided」と表示され、情報が取得できない「検索クエリ」の情報が一部取得可能になっています。
2015年各月の動向や詳しい内容については、以下の表をご覧ください。
■2016年の予測
<コンテンツの品質を重視>
パンダアップデートなどに代表されるように、昨今、コンテンツの品質/重要性が度々語られるようになりました。ややもすると日本においてはコンテンツマーケティングという言葉自体が独り歩きしている感もありますが、コンテンツの品質が今後更に重要視されることは間違いありません。ただし、小手先のSEOテクニックを考えるのではなく、ユーザー視点に立って本質的に重要、評価されるコンテンツを用意していくというのが重要です。
<モバイル(スマートフォン)向けアルゴリズムの更なる変化>
今年はモバイル(スマートフォン)向けのアルゴリズム変化が色濃く、ユーザーやマーケターに影響する内容が多々ありました。来年以降もモバイル(スマートフォン)向けに最適化されたアルゴリズムの変化があると想定されます。例えば、評価の高いアプリについては上位表示化されるなどアルゴリズムの追加があり得るかもしれません。
<SNSとの連携>
TwitterやFacebookの一部の内容が米Googleの検索結果に掲載され始めています。このことから、SNSのコンテンツが更に検索結果に反映されていくと想定されます。Twitterの♯タグ(ハッシュタグ)をつけてツイートされていたり、FacebookでLike(いいね!)をされているコンテンツは、ユーザーが求めている情報である確率が高く、検索エンジンよりも情報の鮮度が高いSNSのコンテンツを連動することはよりユーザーのニーズをくみ取ることに繋がると想定されます。
<2016年に向けて>
冒頭でも申し上げた通り、Googleは使命に準拠してアルゴリズムの更新を続けています。2016年もこれまで同様、Googleは、ユーザーの検索体験を円滑にする、満足させる施策を進めていくことは間違いないでしょう。特に2015年はモバイル(スマートフォン)の普及、検索増加に伴って、モバイル検索に力を入れていた年でした。今後もGoogleはユーザーの検索体験の動きに合わせて進化していくことでしょう。
当社では、今後も変化するGoogleのアルゴリズムへの理解、SEOへの理解を深め、ユーザー視点で本質的なSEOを追及しながら、お客様のニーズに応えられるサービスを提供して参ります。
■アウンコンサルティングのインバウンドマーケティングサービスのご紹介
インバウンドマーケティングは国によって、訪日回数や観光先など好まれるポイントや消費金額が異なるため、各国ごとに適したマーケティングを行うことが必要です。
アウンコンサルティングは弊社現地拠点リソースや蓄積ノウハウを活用し、対象国にあわせて最適な施策を組み合わせ、認知・販促効果の最大化を支援致します。
アウンコンサルティングでは、SEO(検索エンジン最適化)、PPC(検索連動型広告)、ソーシャルメディア、スマートフォン広告などのグローバルマーケティングサービスを、日本語だけではなく、外国語も対象に行っています。現在48の国と地域にサービス実績があり、英語、中国語(簡体字、繁体字)、タイ語やその他の外国語にも幅広く対応しています。また、台湾、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国の海外6拠点を生かし、アジアの現地情報やグローバルインターネットマーケティングにおけるナレッジを蓄積しております。グローバルマーケティングについて、また、現地情報の収集の際にも是非ご相談ください。
【グローバルマーケティングのサービス概要】
URL: http://www.globalmarketingchannel.com/promotion.html
【調査主旨】
アウンコンサルティング発表 2015年のSEO動向総括、2016年の予測
【調査要綱】
【直近の調査記事】
・インバウンドPPC取組み状況調査 香港×不動産業界編
2015年12月3日リリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1203.html
・インバウンドPPC取組み状況調査 台湾×不動産業界編
2015年11月26日リリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1126.html
・インバウンドPPC取組み状況調査 中国×旅行業界編
2015年11月18日リリース https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1118.html
・インバウンドPPC取組み状況調査 タイ×旅行業界編 2015年11月11日リリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1118.html
・インバウンドPPC取組み状況調査 香港×旅行業界編
2015年11月4日リリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1104.html
・インバウンドPPC取組み状況調査 台湾×旅行業界編
2015年10月27日リリース
https://www.auncon.co.jp/corporate/2015/1027.html
アウンコンサルティング株式会社
[事業内容]
東京、沖縄、台湾、香港、フィリピン、タイ、シンガポール、韓国のアジア8拠点で、SEO、PPC(リスティング広告)、ソーシャルメディア、リサーチなどのグローバルマーケティング事業及びアセット事業を展開
[設立] | 1998年6月8日 | |
[本社] | 東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F | |
[代表者] | 代表取締役 信太明 | |
[資本金] | 341,136千円 (2015年5月末現在) | |
[URL] | https://www.auncon.co.jp | |
[沿革] | 1998年6月 | 千葉県松戸市で設立 |
1998年9月 | 福島県福島市へ本社移転 | |
1999年10月 | SEOコンサルティングを開始 | |
2001年1月 | 東京営業所を東京都文京区に開設 | |
2002年11月 | PPC(リスティング)広告を販売開始 | |
2002年4月 | 東京都文京区に本社移転 | |
2005年11月 | 東京証券取引所マザーズ市場上場 | |
2006年12月 | 沖縄支店を沖縄県那覇市に開設 | |
2008年4月 | タイ・バンコクに現地法人設立 | |
2010年6月 | 台湾・台北に現地法人設立 | |
2010年9月 | 香港、韓国・ソウルに現地法人設立 | |
2010年11月 | シンガポールに現地法人設立 | |
2015年6月 | フィリピンに現地法人設立 |
[プレスリリースに関するお問合せ]
広報担当 七原/TEL:03-5803-2739 MAIL:pr@auncon.co.jp(ただし、@は半角)