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  • 更新日:2026.10.02  公開日:2026.10.05

Webサイトリニューアル・移行の手順とSEOの注意点

ホームページ移行では、データを新しい環境へ移すだけでなく、ユーザーや検索エンジンが引き続き必要なページにアクセスできる状態を整えることが大切です。特にURLが変わる場合は、古いページと新しいページを適切につなぐ必要があります。

この記事では、Googleの公式ガイドをもとに、ホームページ移行の種類と基本手順、SEOへの影響を抑えるための注意点を解説します。

Webサイト移行とは

ホームページ移行とは、サイトのサーバーやドメイン、運用システムなどを別の環境へ移すことです。WordPressなどのCMSを変更する場合も含まれます。CMSとは、専門的なコードを毎回書かずに、ページの作成や更新を行える仕組みです。

移行方法を考える際は、まず「各ページのURLが変わるか」を確認しましょう。

移行の例URLの変更主な対応
同じURLのままサーバーを変更なしデータ移行と動作確認、接続先の切り替え
ドメインを変更あり新旧ページの対応整理と転送設定
ページの階層やURLの形式を変更ありページごとの新URLの確認と転送設定
HTTPからHTTPSへ変更ありSSL証明書の設定とHTTPSへの転送

URLを変えずにサーバーだけを移す場合は、通常、URL変更のための転送設定は不要です。新しい環境で動作を確認した後、DNSという「ドメインの接続先を指定する設定」を切り替えます。

一方、URLが変わる場合は、旧URLにアクセスしたユーザーを新URLへ案内する対応が必要です。本記事では、このURL変更を伴う移行を中心に説明します。

関連コラム:httpsとhttpの違い・意味とは?

Webサイト移行がSEOに影響する理由

検索エンジンは、URLごとにページの内容やリンクの関係を把握しています。URLが変わると、新しいページの確認と、古いページとの関係の判断が必要になります。

この処理の間は、検索順位や検索からのアクセス数が一時的に変動することがあります。移行直後に順位が下がっても、それだけで移行の失敗とは判断できません。ただし、転送先の間違いや公開設定の不備があると、検索流入の減少が続く原因になります。

大切なのは、見た目が正しく表示されることに加えて、検索エンジンにも移行先を伝えることです。制作会社やサーバー管理者には、公開作業だけでなく、URLと検索関連の設定の確認まで依頼しましょう。

Webサイトリニューアルに伴う移行の基本手順

1 現在のWebサイトを整理してバックアップする

まず、移行するページや画像、PDFなどを洗い出します。記事本文だけを移して、画像や資料の移行を忘れないようにしましょう。

作業前には、サイトのファイルとデータベースのバックアップを取り、問題が起きたときの復旧方法も確認しておきます。問い合わせフォームなどの機能、アクセス解析の設定も、移行対象として整理すると漏れを防げます。[2]

あわせて、移行前の検索クリック数やアクセス数、問い合わせ数を記録しておきましょう。特に検索流入や問い合わせが多いページを把握しておくと、公開後に優先して確認すべきページが明確になります。

2 古いURLと新しいURLの対応表を作る

URLが変わるページについては、「どの旧URLを、どの新URLへ移すか」を一覧にします。これをURLの対応表といいます。

例えば、旧サイトの商品Aの紹介ページは、新サイトの商品Aの紹介ページへつなぎます。トップページだけでなく、記事、商品ページ、画像やPDFなど、移行するコンテンツを対象に確認してください。

複数の記事を一つにまとめる場合は、内容を引き継いだ統合先を指定します。対応するページがなく、コンテンツを完全に削除する場合は、無関係なページへ転送せず、404や410など、ページが存在しないことを伝える応答を返します。

関連コラム:HTTP400番台のエラーとは?:404と410エラーの違い

3 新しいWebサイトを準備して動作を確認する

新しい環境へデータを移し、公開前にパソコンとスマートフォンで表示や操作を確認します。本文や画像の表示だけでなく、フォームの送信、PDFのダウンロード、サイト内のリンクも確認しましょう。

検索関連では、特に次の設定に注意します。

·       noindex:検索結果にページを表示させないための設定です。テスト時に付けた場合は、公開するページから解除します。[4]

·       robots.txt:検索エンジンの巡回を制御するファイルです。公開ページの巡回を妨げるテスト用の制限が残っていないか確認します。[1]

·       canonical:同じ、またはよく似た内容のページについて、優先するURLを伝える設定です。移行先の正規URLを指定し、旧URLのまま残さないようにします。[5]

画面では正常に見えていても、検索エンジンがページを確認できない場合があります。表示と検索関連の設定は、それぞれ確認する必要があります。

関連コラム:noindex の意味と使い方

4 旧URLから新URLへのリダイレクトを設定する

リダイレクトとは、あるURLへのアクセスを別のURLへ自動的に転送する仕組みです。URL変更を伴うホームページ移行では、原則としてサーバー側の「301」または「308」という恒久的なリダイレクトを使います。これは、ページが正式に移転したことを検索エンジンに伝えるための設定です。

作成した対応表に沿って設定し、旧URLから意図した新ページへ到達できるかを確認します。すべての旧ページを新サイトのトップページへ転送する方法は避けましょう。ユーザーが目的の情報を見つけられず、Googleに実質的なエラーページと判断される場合もあります。

また、途中で別のURLを経由せず、できるだけ最終的な新URLへ直接転送します。新サイト内のリンクも更新し、古いURLへのアクセスや不要な転送を減らしましょう。

関連コラム:301リダイレクトとは?

5 Search Consoleで移行先を知らせる

Google Search Consoleは、Google検索での表示状況や、ページの登録状況を確認できる無料のツールです。ドメインが変わる場合は、新旧両方のサイトの所有権を確認しておきます。

新しいURLを記載したXMLサイトマップを作成し、Search Consoleから送信しましょう。XMLサイトマップは、検索エンジンへページの一覧を伝えるファイルです。送信はページの発見を助けますが、検索への登録や順位を保証するものではありません。

ドメインやサブドメインを変更する場合は、リダイレクト設定後に「アドレス変更」ツールで通知します。HTTPからHTTPSへの変更、同じドメイン内でのページ移動、wwwの有無だけの変更では、このツールは使いません。

Webサイトリニューアルや移行後に確認するポイント

新サイトを公開したら、Search Consoleやアクセス解析ツールや実際のブラウザ操作などで変化を確認します。見るべき項目は、主に次の三つです。

·       検索からの流入:検索クリック数や表示回数を、サイト全体と主要ページごとに確認します。

·       ページの登録状況:検索に表示させたい新ページがGoogleに登録されているか、未登録の理由に問題がないかを確認します。

·       サイトの動作::旧URLからの転送、フォームの送信、画像や資料の表示が正常かを再確認します。

GoogleがURL変更を処理するまでには時間がかかります。小規模から中規模のサイトでも、大半のページの移行が反映されるまで数週間かかることがあり、大規模なサイトではさらに長くなる場合があります。

流入が大きく減った場合は、まず減少しているページを特定し、転送先や検索関連の設定を調べます。なお、未登録のURLがあること自体は異常ではありません。削除済みのページや重複ページではなく、重要な新ページの状態を確認してください。

Webサイトリニューアルと移行で押さえておきたい注意点

ドメイン変更とデザイン刷新、CMS変更などを同時に行うと、問題が起きた際に原因を切り分けにくくなります。可能であれば変更を分け、移行はアクセスの少ない時間帯に実施しましょう。

また、リダイレクトは公開後すぐに解除しないでください。Googleは、一般的に1年以上維持することを推奨しています。旧ドメインを手放すなど、転送を続けられなくなる変更にも注意が必要です。

URLを変えずにサーバーを移行する場合も、切り替え直後に旧環境を停止するのは避けます。アクセスが新環境へ移り、正常に配信できていることを確認してから停止しましょう。

Webサイトリニューアルと移行のまとめ

ホームページ移行は、URLが変わるかどうかで必要な対応が異なります。URL変更を伴う場合は、新旧URLの対応整理、リダイレクト、新サイトの検索関連設定、Search Consoleでの確認を、公開前から計画しておくことが大切です。

公開後も主要ページの流入と登録状況を確認し、不備があれば修正しましょう。サイトを移して終わりにせず、ユーザーが必要な情報へアクセスできる状態まで確認することが、移行後の安定した運用につながります。

アウンコンサルティングでは、国内・海外向けのSEOコンサルティングを提供しています。ホームページ移行に伴うSEOの確認や、移行前後の対策・支援をご希望の方は、お気軽にご相談ください。

SEOコンサルティング・海外SEO対策支援 | アウンコンサルティング
AIOコンサルティング・海外AIO対策支援 | アウンコンサルティング

参考資料

Google 検索セントラル サイトを移転する方法

Google 検索セントラル ホスティングの変更

Google 検索セントラル リダイレクトとGoogle検索

Google 検索セントラル サイトマップの作成と送信

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