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    2023.06.29

Microsoft bing chat で音声検索が可能に 

日々進化していく検索エンジンとその関連機能。つい先日もGoogleがSGE(Search Generative Experience)を発表しています。 

先んじてChatGPTの機能を搭載し、チャット検索を行うことができるようになったBing。2023年6月9日、そのチャット検索において、音声検索を行うことができるようになったと公式ブログにて発表されました。 

Bing Preview Release Notes: Voice Chat on Desktop

Bing Chatは、2023年2月に検索エンジン「Bing」に搭載されたAIチャット機能のことです。 
このチャット機能は、ChatGPTを採用した機能であり、生成AIを搭載した検索機能ということで話題になっています。 

そして今回、そのチャット機能に音声検索機能も追加されました。 
本記事では音声検索の使用方法や機能追加による影響などをまとめました。 


目次


Bing Chatとは? 

あらためてBing Chatとは、前述した通り、2023年2月に発表されたAIチャット機能です。 
Microsoft社の検索エンジンである“Bing”の通常検索とは異なるものであり、AI機能の部分は、みなさんもご存知の「ChatGPT」の技術が使われています。 
 
Chat GPTやBing Chatの機能やSEOとの関係については弊社のこちらのコラムで詳しく解説しておりますので、合わせてお読みください。 

そもそも、Bing Chatはどのように使用するのでしょうか。 事前に準備するものは、Microsoftのアカウントだけです。 BingのTOPページから使用の流れを見てみましょう。 
 

まずBingのTOPページへ。右上の部分からアカウントにログインした状態にしましょう。 
そしてページ左上にある、赤枠の「チャット」をクリックしてください。 

BingのTOPページ

すると、このようなページへ遷移します。 
“会話のスタイルを選択”という部分がありますが、デフォルトは“よりバランスよく”が選択されています。 
そのまま利用して頂いて問題ないと思いますが、異なるスタイルを選択すると、回答する文章のニュアンスや内容が異なってきます。 

Microsoft bing chat

最下部にある“何でも聞いてください”の部分に検索したいこと、調べたいことをテキストで記入します。 
今回は「今年の梅雨はいつあける?」と聞いてみました。 

下記画像は回答中の一場面。 
まず入力されたテキストを検索し、その上で回答のテキストが一文字ずつ入力されていきます。 

Microsoft bing chat

最終的な回答結果は下記の画像ようになります。 

Microsoft bing chat

テキストの終わりに、小さく123と数字がついており、回答後に“詳細検索”という部分が追記されています。それぞれ回答テキストの参考になったウェブサイトが記載され、リンクできるようになっています。 

今回の場合は、tenki.jpなどのリンクが羅列されていますが、表示はTOPページのようなURLですが、クリックするとそれぞれ元となった情報が書かれたページにリンクします。 

また、別の質問もテキストで送ってみました。 

「女性に人気の誕生日プレゼントを教えて」に対する回答は以下の通りです。 

Microsoft bing chat

梅雨の質問と同様、関連リンクサイトなどとともにテキストが返ってきました。 

合わせて、今回は広告リンクも画像と合わせて掲載されています。 

質問の内容によって、は広告も合わせて掲載されるようになっているようです。 

このように、Bing Chatは、検索と生成AIを組合せたチャット検索ができるようになっています。 


音声検索でできること。テキストのチャット検索との使い分け

今回できるようになった音声検索は、画像赤枠のマイクのアイコンをクリックすることで利用できます。 

Microsoft bing chat

音声を聞いている間は下記のように「聞いています」の表示がでます。 

Microsoft bing chat

この表示が出ている間にテキスト同様、質問したい内容を話すと、テキスト変換されて、入力されます。 
今回は「子供向けの人気絵本を教えて」と話しました。 

問題なく聞き取ってくれています。 

Microsoft bing chat

音声で質問すると、返答も音声で返ってきます。 

画面の状況はテキスト入力時と同じですが、この内容全てを合成音声で読み上げてくれます。 

結果的にはテキスト時とあまり変わりませんが、“アレクサ”や“Hey,siri”になれている人はこちらの使い方でもいいのかもしれません。 

今回はPCで対応していますが、スマホでは音声検索の方が簡単など状況によって使い方を変えるといいでしょう。 


まとめ

今回は既にあるBing Chatに音声検索機能の追加ということで、今までの機能と何か大きく違いが出ることなどはなく、状況に応じた使い分けができるようになったという結果でした。 

検索やSEOへの大きな影響も現状特にはありません。 
先日とりあげたSGEやGoogle Bardについてのコラムとも関連する内容になりますが、それぞれの機能を見ると、微妙に違いがあって興味深いです。 
SGEはまだ一般利用はされていないので、今後Bing Chatとどのような違いが出てくるのか、また音声検索は最初から搭載されてリリースされるのか等、注目していきたいですね。 

※本コラムに使用している画像は2023年6月22日、23日に取得したものです。 

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