2022年7月28日、Googleは “Google Search Central”において商品レビュー(プロダクトレビュー)のアップデートをリリースしました。ロールアウトについても、8月2日に完了しています。
今年で2回目となるアップデートですが、どのような内容となっているのでしょうか。
商品レビュー(プロダクトレビュー)とは、 Googleにおける検索画面に表示される、各商品のレビューのことです。各商品のレビュー文章や、評価が☆マークで表示されていたりします。
※上記参考動画は筆者が、執筆時に画面収録したものです。
そして商品レビューアップデート(プロダクトレビューアップデート)とは、その商品レビューに関する情報を掲載しているコンテンツに関して、SEO的なアルゴリズムがアップデートされたということです。
詳細については過去の弊社コラムにも記載がございますので、下記について合わせてご確認ください。
冒頭にも記載した通り今回のアップデートは、今年に入って2回目となります。
前回は2022年3月で、アップデート全体としては4回目のアップデートとなります。
基本的にこれまでのアップデートについても、今回のアップデートについても言語の対象が英語で書かれたコンテンツを対象としています。
多言語の中でも、英語でサイトを展開しているECサイトなどが影響を受けることになります。
Google検索セントラルブログの更新情報欄におけるリンク先には、商品レビューを書く際のベストプラクティスが記載されています。
参照:https://developers.google.com/search/updates/ranking
下記「質の高いレビューをかく」のページからの引用となります。
“Google 検索などの Google サービスで買い物客に商品レビューを見つけてもらいやすくするには、以下のおすすめの方法を参考にしてください。”
ポイントとしては14個ありましたが、大まかに言ってしまえば「ユーザーが使いやすい情報がすぐ確認できるように、ユーザー目線のレビューをつけようね!」という内容でした。
根本的には、今までのウェブページのコンテンツを対象としたSEOの考え方と同じであると考えられます。
ユーザーにとってよりよいコンテンツを発信することを考えた内容であれば、問題ないのでしょう。
今回のアップデートにおける影響範囲は、前述した通り現時点では英語のコンテンツのみとなっており、大きな影響が出ている情報はでていません。ただし、今後ECサイトを運営していく中では、サイトの構造やページの構造以外にも、レビューという観点も重視していくことが必要であるのは間違いありません。
レビュー自体は、購入者などが自由に記載するもので、内容をあまり考えて掲載するものであるという認識はなかったのですが、Googleとしては、そのレビューというコンテンツ自体にも有用性というものを含める必要があるということなのでしょう。
筆者のGoogle検索結果画面に出てくる商品画像の部分は、ショッピング広告のイメージがまだ強かったので、ここ1年ほどでのアップデートでかなり商品自体にもGoogleの検索コンテンツの1つとしての需要が高まっていることが強く感じられました。
AIや画像検索等々、検索エンジンの進化は今後もおもしろい展開になっていきそうです。