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    2022.10.17

Google、英語圏にて今年 2 回目の商品レビュー(プロダクトレビュー)のアップデートを展開

2022年7月28日、Googleは “Google Search Central”において商品レビュー(プロダクトレビュー)のアップデートをリリースしました。ロールアウトについても、8月2日に完了しています。
今年で2回目となるアップデートですが、どのような内容となっているのでしょうか。

商品レビュー(プロダクトレビュー)とは?そして今回のアップデート内容は?

商品レビュー(プロダクトレビュー)とは、    Googleにおける検索画面に表示される、各商品のレビューのことです。各商品のレビュー文章や、評価が☆マークで表示されていたりします。

※上記参考動画は筆者が、執筆時に画面収録したものです。

そして商品レビューアップデート(プロダクトレビューアップデート)とは、その商品レビューに関する情報を掲載しているコンテンツに関して、SEO的なアルゴリズムがアップデートされたということです。
詳細については過去の弊社コラムにも記載がございますので、下記について合わせてご確認ください。

【Google】プロダクトレビューアップデートついて

冒頭にも記載した通り今回のアップデートは、今年に入って2回目となります。
前回は2022年3月で、アップデート全体としては4回目のアップデートとなります。
基本的にこれまでのアップデートについても、今回のアップデートについても言語の対象が英語で書かれたコンテンツを対象としています。
多言語の中でも、英語でサイトを展開しているECサイトなどが影響を受けることになります。

Google検索セントラルブログの更新情報欄におけるリンク先には、商品レビューを書く際のベストプラクティスが記載されています。

参照:https://developers.google.com/search/updates/ranking

下記「質の高いレビューをかく」のページからの引用となります。

“Google 検索などの Google サービスで買い物客に商品レビューを見つけてもらいやすくするには、以下のおすすめの方法を参考にしてください。”

  • ユーザーの視点から商品を評価します。
  • レビューしている商品に関する知識が豊富であること、専門家であることを示します。
  • 画像、音声、または商品に関する自分自身の体験に基づく説明へのリンクなど、専門知識を示し、レビューの信頼性を裏付ける証拠を提供します。
  • 商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供します。
  • 競合商品との差別化要因について説明します。
  • 比較対象となる商品を示します。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明します。
  • 独自の調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べます。
  • 以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供します。
  • 商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにします(たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します)。
  • メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示します。
  • 読者の意思決定に役立つ、その他の有用なリソース(独自のリソース、または他のサイトのリソース)へのリンクを記載します。
  • 読者が任意の販売者から購入できるように、複数の販売者へのリンクを記載することを検討します。
  • ある商品を最も優れた商品として推奨する場合、その評価が全般的なものであれ、用途を限定したものであれ、そう評価する理由を自分自身の体験に基づいた裏付けを含めて説明してください。
  • 推奨する商品一つひとつに対して詳細な商品レビューを書く場合でも、評価順の商品のリストは、個別のレビューを参照しなくても十分に有用な内容になっていなければなりません。

ポイントとしては14個ありましたが、大まかに言ってしまえば「ユーザーが使いやすい情報がすぐ確認できるように、ユーザー目線のレビューをつけようね!」という内容でした。
根本的には、今までのウェブページのコンテンツを対象としたSEOの考え方と同じであると考えられます。
ユーザーにとってよりよいコンテンツを発信することを考えた内容であれば、問題ないのでしょう。

最後に

今回のアップデートにおける影響範囲は、前述した通り現時点では英語のコンテンツのみとなっており、大きな影響が出ている情報はでていません。ただし、今後ECサイトを運営していく中では、サイトの構造やページの構造以外にも、レビューという観点も重視していくことが必要であるのは間違いありません。
レビュー自体は、購入者などが自由に記載するもので、内容をあまり考えて掲載するものであるという認識はなかったのですが、Googleとしては、そのレビューというコンテンツ自体にも有用性というものを含める必要があるということなのでしょう。
筆者のGoogle検索結果画面に出てくる商品画像の部分は、ショッピング広告のイメージがまだ強かったので、ここ1年ほどでのアップデートでかなり商品自体にもGoogleの検索コンテンツの1つとしての需要が高まっていることが強く感じられました。
AIや画像検索等々、検索エンジンの進化は今後もおもしろい展開になっていきそうです。

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