• 更新日:2026.02.26  公開日:2026.02.27

タイで人気のSNSまとめとマーケティング活用のポイント

タイは東南アジアの中でも特にデジタル化が進んでおり、SNSが生活基盤の一部となっている市場です。スマートフォンの普及率は非常に高く、消費者の購買プロセスにおいてSNSが中心的な役割を果たしています。

本コラムでは、タイにおける最新のSNS利用状況を整理し、それぞれのプラットフォームをマーケティングに活用する際のポイントを解説します。

タイの主要SNS利用状況

Datareportalによると、タイにおけるインターネット利用者数は6,780万人で、インターネット普及率は全人口の約95%に達します。SNSの利用者数は2025年10月時点で5,660万人となっており、全人口の約8割に迫る勢いとなっています。タイ人ユーザーは1日の多くをオンラインで費やし、情報の検索から商品の購入までをSNS上で行う「ソーシャルコマース」が一般化しているのが特徴です。

以下に、マーケティングにおいて特に重要な4つのプラットフォームをピックアップします。

1. Facebook

タイで最も利用率が高いSNSの一つがFacebookです。2025年末時点で18歳以上のユーザーの87.9%が利用していると言われており、若年層から高齢層まで幅広い層が利用しています。

  • 特徴および普及状況:単なる近況報告の場に留まらず、ニュースの閲覧や商品の口コミ検索、さらにはFacebook Messengerを利用したショップとの直接取引など、多機能なプラットフォームとして定着しています。
  • マーケティング活用のポイント:地域や年齢、興味関心に基づいた精度の高い広告配信が可能です。公式ページを「Webサイトの代わり」として運用し、ユーザーからの問い合わせに迅速に返信する体制を整えることが、信頼獲得に直結します。

2. LINE

日本と同様に、タイにおいてもLINEは国民的なメッセンジャーアプリであり、日常生活に欠かせない存在となっています。Datareportalによると、2025年後半のタイにおけるLINEのアクティブユーザー数は総人口の78.2%に相当します。

  • 特徴および普及状況:プライベートな連絡手段だけでなく、ビジネスにおけるコミュニケーションツールとしても不可欠です。日本でも使われているコミュニケーション手段や「LINE VOOM」などのコンテンツ以外にも、タイ独自の着信音サービス「LINE MELODY」、フードデリバリーや食料品配達、タクシー配車などを提供する「LINE MAN」など、生活の様々な場面でLINEが活用されています。
  • マーケティング活用のポイント:LINE公式アカウントを活用したクーポン配信や会員管理など、継続的なリピーター育成に非常に適しています。また、「LINE VOOM」での動画投稿や、リッチメニューの活用により、アプリ内で一気通貫したブランド体験を提供できます。

3. TikTok

近年、タイで急速に存在感を高めているのがTikTokです。10代から20代の若年層から絶大な支持を集めるほか、30-40代の利用者数も増加傾向にあります。タイではライブコマースの「Tiktok Shop」が活発に利用されており、TikTokを通じて商品を購入するケースも急増しています。

  • 特徴および普及状況:タイは世界でも有数のTikTok Shop利用率を誇ります。「TikTok Shop」の普及により、動画を視聴してからシームレスに商品を購入する流れが定着しています。タイは世界でも有数のTikTok Shop激戦区であり、配信者がリアルタイムで商品を販売するライブコマースは、日常的な購買手段として生活の一部となっています。
  • マーケティング活用のポイント:情報の拡散力が強いため、KOL(インフルエンサー)だけでなく、一般消費者のリアルな声を活用した「アフィリエイト型レビュー動画」の展開が非常に有効です。単なる広告配信に留まらず、ユーザーを巻き込んだ「参加型コンテンツ」を設計することが、タイ市場でのブランド認知とコンバージョンを両立させる鍵となります。

4. Pantip(パンティップ)

Pantipは、タイ最大級の掲示板型コミュニティサイトです。20-30代の利用者が最も多く、18-44歳までの層が利用者の70%を占めます。旅行、グルメ、コスメ、ファッション、家電とあらゆるカテゴリの情報や口コミが掲載されるため、タイ人の情報収集や商品購入前の情報源として高い影響力を誇ります。

画像引用元:Pantip – Learn, Share & Fun

  • 特徴および普及状況:購買意欲の高いユーザーが、特定の商品やサービスに関する「本音のレビュー」を求めて訪れます。Googleなどの検索エンジンとの親和性が非常に高く、商品などを検索する際に「〇〇 pantip」とかけ合わせて検索されるケースも多い傾向にあり、長期的な情報源として機能しています。
  • マーケティング活用のポイント:タイの消費者は広告よりも「他人の推奨」を信頼する傾向が強いため、Pantip内でのポジティブな議論は強力な後押しとなります。また、自社の製品やサービスに関する記事をPantip内に投稿できる「アドバトリアル広告」の出稿も可能で、記事ページへの直接の流入を促すことができます。

Pantip広告の基本やPantipを活用したマーケティング手法等の詳細については下記のリンクをご参照ください。

参考:https://www.auncon.co.jp/column/outbound/pantip/

まとめ:戦略的なSNS広告でタイ市場の攻略を

タイにおけるSNSマーケティングは、単に情報を発信するだけでなく、各プラットフォームの特性に合わせた「広告戦略」との組み合わせが不可欠です。タイのユーザーはデジタル広告に対する受容性が高く、検索行動とSNSでの評判チェックを組み合わせて慎重に商品を選定する傾向があります。

そのため、ターゲット層が日常的に接触するSNSにおいて、精度の高いターゲティング広告を運用し、認知度向上と信頼構築を同時に進めることが、タイ市場進出および成功の鍵となります。

タイ市場へのSNS広告の展開をご検討の際は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

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