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    2020.10.20

【越境ECセミナー】セミナーレポートvol.1【セミナー概要/中国】 LIFE PEPPER 様 共催 中国・韓国・台湾・東南アジアの越境ECマーケティングセミナー 9月11日(金)開催

こちらの記事では9月11日(金)に開催したオンラインセミナーの概要や講演内容をプログラムごとに解説していきます。

セミナー概要

こちらのセミナーでは、アジアを中心に海外拠点を持つアウンコンサルティングと、600社以上の海外・訪日マーケティング支援実績をもつLIFE PEPPERが各国のECの基本から効率的な潜在顧客の獲得方法、ファンの作り方などを解説いたしました。

プログラム

第1部 16:00~17:00(60分)
・中国ECの基本から効率的な潜在顧客の獲得、ファン作りについて解説
講師:株式会社LIFE PEPPER 執行役員 / シニアパートナー 厚海 洋介様

・韓国ECの基本/全体像からNAVER Smart Storeを活用した韓国ECの始め方までを解説
講師:株式会社LIFE PEPPER グローバルソリューションパートナー ユン・ジヒョン様

■第2部 17:00~18:00(60分)
・台湾の越境EC事情について
講師:アウンコンサルティング株式会社 取締役副社長 菊池 明

・東南アジアの越境EC事情について
講師:アウンコンサルティング株式会社 取締役副社長 菊池 明

■質疑応答 18:00~18:20(20分)

講師紹介

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続けて、第1部の「中国ECの基本から効率的な潜在顧客の獲得、ファン作りについて」をまとめさせていただきました。

アジェンダ

1.中国市場の概要と特長
2.中国のマーケティングとは
3.中国の消費者の特徴 / 消費行動
4.中国におけるマーケティングについて
5.まとめ

中国市場の概要と特長

中国市場は、人口13.86億人(日本の10倍)、国土面積9,597,000k㎡(日本の25倍)と、非常に大きな市場です。

以下は訪日観光客数TOP3(2018年)を表したグラフです。
現在は新型コロナウイルスの影響で渡航が規制されている状況ですが、コロナ以前のデータでは訪日外国人の中では中国が最も多く、838万人を占めていました。

中国のインターネット環境については、以下の通り、成熟した状況にあります。ネット普及率は57.7%で8億200万人の方が利用しており、98.3%もの人がスマートフォンなどの携帯電話からインターネットを使用しています。
また、EC市場の伸び率に関しては35.1%で、122.6兆円の市場規模を誇っています。

また、インターネット人口の約8割を占める方がWeiboやWechatなどの媒体を利用している状況です。

BTAについて
中国の大手IT企業である「Baidu」「Alibaba」「Tencent」を総称して「BAT」と呼び、中国ユーザーはこの3社の生み出すサービスを主に利用し、インターネット生活を送っています。
中国向けのプロモーションをされているお客様は、Baiduの検索データ、Alibabaの購買データ、Tencentのソーシャルメディアなどを活用してプロモーション活動を行っています。
こちらの3社は中国の上場企業ランキングでもTOP3にランクインしております。

中国のマーケティングとは

続きまして、中国マーケティングの最前線につてお話させていただきます。
中国本土と世界各国で使用されているツールは以下の様に異なります。世界ではGoogleやYahoo!が主要検索エンジンとされていますが、中国ではBaidu、動画に関してはTencent Videoやyoukuなどが使われています。
このように、検索行動からSNS、決済やOTAまで、中国では世界と異なったサービスが利用されているということを前提としてマーケティングを行っていきます。

中国におけるメディアのシェア率は以下のとおりです。
特に、企業プロモーションとして活用されるのはWechatとWeiboとなります。近年はTikTokなどもシェアが伸びてきておりますので、中国におけるメディアの使い方は、どのようなターゲットに訴求していきたいかによって手法を変えていくことが必要です。

中国の消費者の特徴 / 消費行動

中国でのカスタマージャーニー(モノ編)は以下の通りです。
中国の消費者は、日本製品に対しての普遍的な憧れがあり、ネットリテラシーが高く情報活用に優れているのが特徴です。

<化粧品を購入する場合のプロセエスシミュレーション>
商品を購入する際のプロセスシミュレーションをまとめました。

1.Wechatでの投稿やRED、Weiboのインフルエンサー・公式アカウント・友人の投稿を見て、購買意欲が生まれる
2.RED、Weiboで調べたり、口コミを確認する
3.SNSから情報(商品名・ブランド名などのキーワード)を吸い出し、Web(Tmallや京東、Wechatなど)で検索
4.サイト内の口コミ・信頼性を確認
5.最後に店舗の信頼性を確認して決定

※以下がTmallとWechatの検索画面です。それぞれ明確な違いがあり、Tmallは購買を前提とした構成なのに対して、Wechatは公式情報を見たり、より商品について調べたりするのに使用されます。

中国でのカスタマージャーニー(モノ編)は、情報収集はSNSで行い、最終的に信用できる店舗で購入し、その後、買ったものをSNSでシェアするという流れになります。

中国におけるマーケティングについて

次に、中国マーケティングの実践編についてお話させていただきます。
まず、ECサイトの構築やモールへの出店などを通して、中国で販売できる場所を作ります。次に、ターゲットとなるお客様に向けて広告を配信し、顕在層の顧客を獲得していきます。
商品販売後は、「なぜ売れたのか」を検証するため、アンケートなどを通してターゲティング層を調べていきます。次に、コアユーザーにローカライズした広告配信を行い、リピーターの創出を行います。

売る場所としてはプラットフォーム型越境EC・自社オリジナルEC・VANRI(LIFE PEPPER独自のサービス)の3パターンがございます。
プラットフォーム型越境ECは大量のユーザーの獲得を目指しており、費用が潤沢にある企業様におすすめです。自社オリジナルECは、自社ブランド訴求をしやすく、顧客データを貯めることができる一方で、ECを自社で構築する必要があるため費用が高めです。
VANRIはWechat上で初期費用が比較的安く、流入を稼ぎやすいことが特徴です。一方で、プロモーションと併せてご利用いただくことが必須となります。

最後にまとめとなります。
以下の特徴を踏まえた上で、ターゲットに合ったプロモーション手法を行っていきましょう。

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