アプリ使用時間も増加
6月に大きなピークを描いています。同月は、カンタス航空やヴァージン、ジェットスターの飛行機のたった63%しか定時到着していません。7月も多くの人が、避寒のため北半球への海外旅行を予定しているため、この傾向は続く見込みです。ダウンロード数トップはカンタス航空で、ヴァージン・オーストラリアとジェットスターがそれに続きます。(参照※1、グラフa)アプリの滞在時間は、オーストラリア主要航空会社平均して、17%増えています。オーストラリアの航空大混乱が始まった今年4月以降、アプリ滞在時間は増え続けています。混乱が続く中、航空会社は、広告に大きな支出を続け、旅行者に航空券購入を呼びかけています。(参照※1、グラフa)
Sensor Towerの見解は以下のとおりです。オーストラリアの旅行シーズンは、新型コロナウイルスによる2年という長い中断期間を経て、やっと回復を果たしました。航空会社アプリのダウンロード数とアプリ滞在時間の増加を示す、Sensor Towerのデータが、旅行者が空港へ戻ってきていることを表しています。カンタス航空と、ヴァージン・オーストラリアなどオーストラリア主要航空会社のアクティブ・ユーザー数は、コロナ前を上回っています。航空機材とマンパワー不足に悩まされている航空会社は、過去2年に蓄積され、大きく高まる旅行需要に、対応を迫られています。結果として、前例のない数のフライト遅延やキャンセルが相次いでいます。クリスマス・シーズンも引き続きこの傾向が続く恐れがあります。(参照※1)
【出典元】
※1 Airline app downloads spike as travel advertising rises – AdNews
https://www.adnews.com.au/news/airline-app-downloads-spike-as-travel-advertising-rises