7月は、Destination International の年次総会をご紹介しましたが、8月はPATA(太平洋アジア観光協会)の、デスティネーション・マーケティング・フォーラムが、開催されました。オフラインでの開催は2年ぶりです。今年は、「文化遺産とコミュニティをベースに持続可能なツーリズムを取り戻す」というテーマをかかげ、デスティネーション・マーケティング/マネージメント(DMO)のベストプラクティスが紹介されました。参加者からは「旅行者が探していることではなく、自分たちが誰なのかということをプレゼンテーションしていました。パラオにも必要なことだと思います。」や「コミュニティ・ベース・ツーリズム開発中の他のDMOの人たちと意見交換でき、よても良い機会だった」と感銘を受けていました。基調講演では、旅行者は、検索する前のフェーズで、旅行先選定の影響を受けるため、DMOは、旅行者の「なぜ、ここに行くのか?」や「どうして、今、行く必要があるのか?」といった問いに、答えられる目的地が、選ばれるとしています。また、旅行者を引きつけるために、柔軟な旅程を提供する必要もあります。持続可能性について強調し、旅行者に寄り添ったキャンペーンをコンスタントに、旅行者が旅のインスピレーションを探している、様々なプラットフォームで発信していく必要があります。(参照※1)PATAのサイトでは、リカバリーダッシュボードで、アジア太平洋地域だけでなく、世界各地の新型コロナウイルス感染状況と、国内旅行と海外旅行規制、ワクチン接種率がパッと見ただけでわかるように、提示され、毎週、更新されています。(参照※2、表1)
【出典元】
※1 Reconnecting Through Community-based Tourism: It’s a Wrap for PATA Destination Marketing Forum 2022! — Pacific Asia Travel Association
https://www.pata.org/blog/reconnecting-through-cbt-at-pdmf2022
※2 Travel Destinations COVID-19 Update & Recovery Dashboard — Pacific Asia Travel Association
https://www.pata.org/asia-pacific-snapshot-travel-recovery-dashboard