北京 ホテル予約増加に期待
2022年、中国の春節休暇は1月31日(月)~2月6日(日)までの7連休です。今年は北京オリンピックが、2月4日(金)~2月20日(日)開催され、北京のホテルにとっては例年にない、年となりそうです。例年、春節の時期は、中国の主要都市から人々は地方へ向かって大移動します。中国政府のゼロコロナ政策が、オリンピック需要をバブルの中に押し込み、どれほどの機動力となるかは、不透明です。
パンデミック前、春節の時期、北京のホテル予約は、一時落ち込み、春節明けから増えるパターンを描いていました。春節休暇、多くの人は地方の家族を訪ねたり、都市郊外や田舎で休暇を楽しむためです。過去2年間のコロナによる都市封鎖や旅行制限の影響で、北京のホテル稼働率は低下しています。(参照※1、グラフa)
今年、北京は封鎖されていませんが、制限はあります。また、オリンピック「クローズドループ」計画のため、北京郊外の人気の観光地に、旅行者がアクセスできないため、旅行者は首都への観光旅行をあきらめてしまうかもしれません。北京冬季休暇オリンピックのチケットは一般販売されておらず、感染拡大を抑えるため、閉ざされたバブルの中で開催されます。大会が開催される会場の周辺では、大会開催前の2週間前から平均客室単価が上昇し始めています。北京オリンピックの競技会場は3つの地区に分かれています。北京市中心部の北オリンピック公園や海淀区、北京郊外の延慶、北京から少し離れた河北省張家口市です。3つのゾーン全てに選手村があり、関係者の宿泊で、周辺地域のホテルは大きな恩恵を受けるでしょう。開会式の開催される2月4日(金)には、すべての競技ゾーンで、客室単価が、大幅に上昇する可能性があります。
【出典元】
※1 Beijing hotel performance expectations as Lunar New Year and Olympics intersect with the pandemic | STR
https://str.com/data-insights-blog/beijing-hotel-performance-expectations-lunar-new-year-and-olympics-intersect-pandemic