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2022.02.16

TripAdvisor 旅行トレンドレポート2022
米・英・豪・シンガポール・日本でアンケート調査

米・英・豪・シンガポール・日本でアンケート調査

1月は、2022年旅行予測が各メディアで多く取り上げられていました。そのうちの一つ、TripAdvisorと英調査会社イプソス・モリとの合同調査レポートによると、2022年の旅行トレンドは、「本物のローカル体験」と「旅行サブスクリプションサービス」のようです。2021年11月に、シンガポール、英国、オーストラリア、米国、日本の旅行者(2019年に旅行をしたか、2022年に旅行する可能性の高い人)、18歳～75歳、1万人以上にアンケートを実施しました。調査の回答によると、調査対象5カ国の2022年の旅行意向は高く、いずれも2019年を上回っています。一番旅行意向が高いのはシンガポールで89％、次いで英国は85％です。オーストラリアと米国はやや落ち込み79％と78％、日本が最も低く58％が、観光・商用含めなんらかの目的で旅行する可能性が高いと回答しています。(参照※1、グラフa)シンガポール(49%)、オーストラリア(46%)、英国(38%)、日本(34%)と、3分の一から約半数の回答者が、今まで行ったことのない「新しい場所を見る」ことが、2019年より旅行先選定の決め手になった、と回答しています。また、その新しい目的地で、「見たことのない風景」「歴史や文化を学べる」ことと「新しい体験」が重要だと回答しています。米国の34％、シンガポールでは44%が「本物の地元の体験」に没頭できる目的地かどうかが、パンデミック前より、重要になったと回答しました。そして、多くの旅行者がもっと多くのアクティビティを望んでいるようです。オーストラリアは30％が、休暇旅行にできるだけ多くのアクティビティを詰め込むことが重要になったと述べています。米国30％と英国28％も、2022年以降、アクティビティの豊富さがより重要と回答しています。調査した5つの市場の旅行者の4分の1以上が、パンデミック前より、贅沢な旅行に飛び込むことが重要であると述べています。問題は、目的地にツアーやアクティビティが用意されているかどうかです。米国の22％、英国の20％、オーストラリアとシンガポールでは、それぞれ22％と24％の旅行者が、コロナ前より、美術館、歴史的建造物などをめぐる「ガイド付き文化ツアー」に参加する予定と回答しています。

オーストラリアでは29%、米国23%、英国でも25%以上が、キャッシュバックや航空券・ホテル宿泊特典のある旅行関連のサブスクリプションサービスの加入を検討していると回答しました。現在、旅行サブスクリプションサービスに加入している人は男性が多く、米国で62%、英国でも64%、シンガポール66%が男性です。(参照※1) 米国テレビ局3大ネットワークの一つCNBCも2021年は、旅行回復を予測しています。(参照※2)2月からワクチン接種済みの旅行者を入国後の検査不要で受け入れを開始するイギリスでは、夏の休暇シーズンに向けて、旅行業界は人員雇用を加速させています。しかし、人手不足で需要に追いつかないのでは？と危惧されています。(参照※3)まだ、国内や近郊旅行が主流ですが、イギリスのクルーズ会社は、2022年の冬は、日本やアジアのクルーズへの需要も見込んでいるとコメントしています。(参照※4)オーストラリアは英語圏の中で、比較的旅行には消極的ですが、2022年の後半には日本へスキー旅行に行けるのでは？と期待しています。(参照※5)