ワクチン・ツーリズム NY、グアムでワクチンで旅行者集客

NY、グアムでワクチンで旅行者集客

  ５月に入り、米国では空港や地下鉄の駅で予約無しでワクチン接種可能というニュースを耳にし、驚きましたが、５月末現在、今やワクチンは国内外からの観光客を呼び込むための販促ツールとなっています。当初から感染拡大を防止するため、不法移民であろうとかまわず、だれでもワクチン接種してもらうため、米疾病管理予防センター(CDC)はワクチン接種に米国市民証明は不要としてきました。NY市ではさらに、観光スポットへ移動ワクチン接種サイトを派遣し、旅行者が気軽にワクチン接種できるよう手配しています。「観光スポットへのワクチン接種サイト設置は、ニューヨークから旅行者への歓迎の印です。」とビル・デブラシオ NY市長は、５月11日CNNの取材に応えています。(参照※1)
  グアムでも観光業再開を目指し、ワクチンツーリズムの対象を米国人だけでなく、外国人観光客を含む可能性があると5月7日、グアム政府が発表しました。これまで、ワクチン接種が遅れている近隣アジアに居住する米国人を受け入れ、島内でワクチン接種と休暇を楽しむ「グアム・エアーV&V(ワクチンとバケーションの頭文字)」というプログラムを計画していましたが、その対象者をアメリカ市民から外国人にも広げる構想です。(参照※2)

【出典元】
※1　Vaccine tourists are coming to America – CNN
https://edition.cnn.com/2021/05/26/americas/vaccine-tourism-usa-latam-intl/index.html
　　 観光業再開を目指し「ワクチン・ツーリズム」スタートへ　グアム：時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/v4?id=202105gvvf0001