Twitterの警告がMemeに　強気で主張？自虐ネタ？なにも思いつかなければ、、、募集してみる？

強気で主張？自虐ネタ？なにも思いつかなければ、、、募集してみる？

  アメリカ人が政治をユーモア混じりで批判する能力やおもしろMeme作成の速さや品質の高さに、いつも大笑いしつつ感心しているのですが、Twetter社がトランプ大統領へのツイートへつけ始めた警告が、政治色のないおもしろMemeとなりもつれて、多くの企業が警告文をカスタマイズしてツイートを投稿しています。Twitter社は昨年の夏からトランプ大統領のツイートに警告フラグを立て始め、選挙結果でジョー・バイデン次期大統領当確となって以降、さらに増え続けるトランプ大統領の「不正選挙だ！」というツイートに、Twitter社は「不正選挙に対するこの主張には異議が唱えられています。」という警告ラベルを律儀にしつこく、つけ続けています。(参照※1、図1)

その様子を最初に面白おかしく茶化したのは、11月16日にTheDailyShowという米国の人気コメディ番組で(参照※1、図2)、それ以降、多くの人が独自の警告文を付与してツイートし、政治的なツイート以外にも使われるようになり、新たなおもしろMemeとして広がり始めました。多くの企業がこの流行を利用し、ユーモラスなツイートを投稿しています。自社の警告が笑いを誘うMemeになってしまったことに、Twitter社は、もしかしたら内心は面白くないかもしれませんが、広報担当者は「このMemeはTwitter社のポリシーに反していません」と言っているので、独自警告文は規約違反？という心配は不要です。

オレオ・クッキーは、「最高のクッキーです!○この主張には誰からも異議を唱えられてません」(参照※1、図3)スニッカーズは「スニッカーズは(お腹を)満たします。ⓘこの主張については今までもそして今後もずっと異議が唱えらることはありません」と強気です。「バーガーキングは「僕：バーガーキングでなにか買ってこようか？彼女：お腹空いてないから、いらない。ⓘ当局によるとこれはフェイクニュースです」(参照※1、図4)北米の冷凍ピザブランドDiGiornoは「パイナップルはピザの具です。!○この主張は異議を唱えられてません」と、ツッコミ待ちのようなツイートを投稿しています。各社知恵を絞って、ユーモラスな「この主張は～」ツイートをする中、イタリアン・アメリカン料理のレストランチェーン店Fazoli’sは「みんなにイケてるって思ってもらうために、”この主張は誰からも異議を唱えられてません”ツイートをしないといけないんだけど、なにかいいアイディアある？」と聞いてしまっています。ユーモア広告は英語圏ではとても人気があります。ですが、お笑いやジョークの翻訳は特に難しく、こういった流行りにのるのは日本企業は難しいと思いますが、アイディアを募集してみるという手があったか、とハッとしたので、ご紹介いたしました。(参照※1)

※1　Twitter meme活用 | Ad Age
https://adage.com/article/digital/brands-have-fun-claim-disputed-twitter-meme/2295311