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2020.09.17

韓国観光局施策　一番最初の海外旅行先は韓国・ソウルへ

一番最初の海外旅行先は韓国・ソウルへ

8月28日～8月31日、台北国際観光博覧会が開催されました。出店した韓国観光公社ブースのテーマは、「韓國想見你(韓国はあなたに会いたい)」と銘打ち、海外旅行疑似体験を提供しました。QRコードをスキャンし、情報を入力すると、チェックインカウンターで、チェックイン手続きを行います。(もちろん、本物ではありません。)そこで、入力情報にカスタマイズされたパスポート型のスタンプカードと搭乗券を受け取り、指定された時間に、手指消毒・体温測定をしてセキュリティエリアを通過したあと、大韓航空やアシアナ航空、ジンエアー、済州航空など韓国の航空会社展示エリアで記念撮影しながら、客室乗務員の案内を待ちます。客室乗務員は、韓国の観光スポットを紹介し、フライトの到着をアナウンスします。大邱/ムアン国際空港(を模した会場)で、写真を撮影し、この体験を各自のSNSで共有したあとは、地方や観光スポットの旅行情報カウンターに移動し、指定されたタスクを実行します。タスクの達成者には、プレゼントが贈られます。(参照※1、図1)台湾では現在、ホテルやフライトの海外疑似体験への人気が高いので、韓国のこのパビリオン作りは、多くの人に受け入れられたのではないかと思います。

ソウル市は、今や世界1のボーイズバンドとして、アメリカをはじめ世界中で大人気のグループ、BTSを起用し、「あなたの旅が始まる時、ソウルに最初に来てほしい」とメッセージを送っています。(参照※2、※3、写真1)8月21日に全世界同時発売したシングルが、韓国アーティスト初の米ビルボード1位になるなど、世界的なスターによるPRは、大きな話題となると予想されます。BTSの活躍により、K-pop業界全体が欧米へのプレゼンスがとても高まっており、韓国観光公社でもK-popアイドルによるPRがされていますが、アイドルだけでなく、ちょっと不思議な前衛ダンス・グループによるPR動画も発信していて、アイドルには興味はないがアートには興味がある層にも、刺さりそうです。(参照※4、写真2)