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    2020.02.12

 新型コロナウィルス感染拡大 小包取扱量がブラックフライデー超え

日本からマスク殺到 中国ネットユーザーからは日本の支援へ称賛の声

  とどまるところを知らない新型コロナウィルスの感染拡大。1月末に香港で国際配送サービス代行を行っている、Buyandship香港は、急増する貨物量が、例年のブラックフライデーセールの取扱量を超えたとFacebookに投稿しました。1月23日に中国武漢が封鎖されて以来、Buyandship香港の香港、日本、アメリカ、タイ、韓国の貨物取扱倉庫に、マスクを中心とした新型コロナウィルス関連の荷物が殺到し、ブラックフライデーセール時の数倍にのぼっているそうです。セールは事前に予想を立て、スタッフを増強し対応できますが、今回は、緊急事態のため、人手も足りない中、懸命に作業しているが、発送の遅れがでていることを許してほしいと、ユーザーへ理解を求めています。特にマスク配送について、全力で取り組んでいることを強調し、香港のユーザーからは激励のコメントが多く寄せられています。Buyandship香港の倉庫のうち、日本の倉庫への荷物が特にキャパシティをオーバーしており、「マスクを日本以外の国から購入するよう」呼びかけています。(参照※1、図1)

BuyandshipのFacebook投稿

  中国人観光客も多い日本のドラッグストアで、マスクを割引販売していることを知ると、「割引価格で販売!?日本人はとてもやさしい」「中国国内では、メーカーが通常価格より高く売ったり、高く転売している人もいるのに。」などコメントしています。(参照※2、図2)

中国人観光客の日本のマスク割引ンに関するコメント

  また、新型ウイルス帰国者の対応をしていた日本の内閣官房職員が、自殺したニュースを聞くと、多くの中国人ネットユーザーが、ろうそくの絵文字を投稿し、哀悼の意を表明しました。「最初の自殺者が日本の役人とは。全然想像してなかったよ。」とWeiboへ書き込み、感染拡大について反省や責任を表明しない中国政府への怒りにじませるユーザーもいました。米国やオーストラリア政府が中国人全体の入国禁止を決めた中、日本政府は武漢滞在者にとどめている点など、さまざまな日本側の対応が、中国では暖かく迎えられています。なかでも話題になったのは、日本から武漢へ送られた支援物資の箱に書かれた、「山川异域 风月同天(山河は異なれど、同じ空)」という中国の漢詩です。そのほか、イトーヨーカドーが四川省、成都へマスク百万枚を寄付や、武漢の姉妹都市である大分から3万枚のマスク寄付などの報道をうけ、「落ち着いたら、今回寄付や援助してくれた日本各地を聖地巡礼しよう!」というコメントも寄せられています。(参照※3、図3)

※1 抗ウィルス商品の購入と出荷|Buyandship香港
https://www.facebook.com/buyandship.today/photos/a.666972230084219/2725473954234026/?type=3&theater
※2 日本マスク売り上げ急増 – ING直播
https://www.weibo.com/ingzhibo?refer_flag=1001030103_&is_hot=1#_loginLayer_1581306377846
※3 日本のコロナウイルス対応に賛辞 — Quartz
https://qz.com/1796494/china-internet-users-praise-japan-for-coronavirus-response/

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