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    2018.07.26

2017年 日本へのクルーズ寄港数、外国人旅客数ともに記録更新

2017年 日本へのクルーズ寄港数、外国人旅客数ともに記録更新
世界的に需要が高まるクルーズ アジアの中で日本は?

   6月12日、国土交通省が2017年のクルーズ動向を発表しました。それによると、日本人のクルーズ人口、クルーズ船の寄港回数及び訪日クルーズ旅客数が過去最多を記録しました。日本人のクルーズ人口は、前年比6.7万人増加し31.5万人(27.0%増)。クルーズ船寄港回数は、外国船社運航のクルーズ船が2,013回、日本船社運航のクルーズ船が751回となり、合計で過去最多の2,764回、前年比37.0%増と顕著な伸びです。あわせて日本へクルーズ船で入国した外国人旅客数も、過去最多の約252.9万人(前年比27.0%増)。(参照※1、グラフa、グラフb)

   クルーズライン国際協会(Cruise Lines International Association、以下CLIA)の見込みでは、世界の海洋クルーズ客数は、2018年も2,720万人前年比約5.4%増と堅調な伸びとなる予想です。世界的にクルーズ需要が高まっているようで、モナコを起点にラグジュアリークルーズを数多く運営しているシルバー・シー・クルーズが、5月に発売を開始した2020年世界一周クルーズの予約数が、過去5年間と比較して記録的な伸びとなっていると発表しています。(参照※2)CLIAが2017年9月に発表した2017年アジアクルーズトレンドによると、アジアのクルーズ市場は、2013年以降、目覚ましい成長を示しており、今後も高い成長が見込まれています。同レポートによると、2017年のアジア全体のクルーズ寄港数は7,196回で前年比29%増。特に東アジアに集中していて、68%を東アジアが占めています。中でも日本は寄港数2,378回でトップです。この寄港数は2017年9月レポート発表時点の見込み数で、中国の韓国渡航禁止令の影響で、実数はおそらく韓国が就航数を減らし、日本は増える恐れがあるとCLIAは但し書きしていました。国土交通省発表した2017年寄港数は2,764回で、やはりCLIAの見込み数を上回っています。2012年から2016年の4年間でアジア全体のクルーズ旅客数は、775,000人から約310万人となり年平均41%で成長しています。この主な要因は、やはり中国で、昨年だけでも前年に比べほぼ倍増の200万人に達し、2012年以降の年平均成長率は76%です。主要5市場の他の4市場も過去3年間の年平均成長率は二桁台で、香港が43%、日本27%、インド25%、台湾22%となっています。(参照※3、グラフc、グラフd)

※1 2017年クルーズ動向 – 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji02_hh_000236.html
※2 シルバー・シー・クルーズ Travel Daily Media
https://www.traveldailymedia.com/silversea-world-cruise-2020/
※3 2017年アジアクルーズトレンド CLIA
https://www.cruising.org/docs/default-source/research/clia-2017-asia-cruise-trends-report.pdf?sfvrsn=0/

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