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    2024.04.16

中国水産物輸入停止の影響 | 台湾はアメリカ市場開拓 日本の水産物輸出金額過去最高

台湾で24時間ニュースを放送している三立電視傘下の三立新聞ネットが、台湾から米国への水産品輸出について、ニュース動画を配信しています。中国政府は、台湾の水産物を輸入停止しています。中国市場が閉ざされた台湾は米国市場を開拓しました。動画の中で、スーパーマーケットの実演販売で台湾の魚を試食した米国人が、調理しやすく半身におろされてパックされた魚を手に「普段は、丸ごと1匹の魚をあまり食べないが、このサイズなら食べられる。」とコメントしています。10年前は台湾から米国への水産品輸出はほとんどゼロでしたが、2022年には年間71トンを輸出しています。(参照※1)中国は日本の水産物も2023年8月に輸入停止しました。中国への日本の水産物輸出は、2022年は22.5%を占め、シェア第1位でした。輸出停止による影響が懸念されていましたが、2023年の水産物輸出額は、前年の3,873億円を1%上回り、3,901億円と過去最高を記録しました。中国同様に、香港でも東京や福島など10都県からの水産物の輸入が禁止されましたが、香港向けの輸出は減るどころか35%増加しました。中国でも産地証明の罰則が厳しくなっており、香港を経由して中国に転売されているわけでもありません。世界の水産物輸入金額をみると、日本をのぞき水産物輸入の需要は増加トレンドで、水産物輸出は成長産業です。(参照※2、グラフa)

【出典元】
※1 台湾から米国への水産品輸出増加 – 三立新聞 Live
※2 「日本の水産物」中国向け消失も”輸出増加”のなぜ ホタテや他の魚種はその後どうなったのか? | 東洋経済オンライン

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