2023年グローバル顧客エンゲージメントレビュー｜エンゲージメントを高めるためにはゼロ・パーティデータが必須

カスタマーエンゲージメント管理ツールbrazeが、過去3年間の顧客エンゲージメントのトレンドとその変化を調査したレポートを公開しています。調査から予測される2023年の顧客エンゲージメントマーケティングのトレンドと業界別のケーススタディを紹介しています。
カスタマーエンゲージメントの最先端を実践していることの多い、ファーストフード業界のメジャーブランドは、テクノロジーを使って、新規性の高い、よく考えられたキャンペーンを展開することが、顧客に足を運び続けてもらうために大切だということを、よくわかっています。最近のトレンドは、顧客一人ひとりにカスタマイズした情報を届けることに注力するため、ゼロ・パーティデータの活用へシフトしてきています。(参照※1)ゼロ・パーティ・データは、各顧客にあわせてカスタマイズした情報を提供するために、欠かせないものです。ファースト・パーティ・データは、顧客情報や購入履歴など、サービス提供側が収集するデータですが、ゼロ・パーティ・データは、消費者が自ら進んで企業側に共有したデータで、いわば、顧客側がまさに望んでいる情報は「これ」だと企業に知らせていることになります。(参照※2)また、eメールやアプリのプッシュ通知やアプリ内メッセージや、ユーザーが日頃目にしているであろうSNSへの広告露出など、マルチタッチポイント戦略も重要です。ケンタッキーフライドチキンPHは、まず、カゴ落ち対策のため、eメールやアプリのプッシュ通知やメッセージで、顧客とエンゲージメントを高めるシステムを構築し、オウンドメディアからSNS広告まで、すべてのチャンネルで一元化された直感的なメッセージを発信することで、CPAを50%削減し、広告の利益率を4倍に増やしました。(参照※1)その他、小売業・eコマースやストリーミングサービス、フィットネスや家計簿アプリなど様々な事例を紹介しています。

【出典元】           
※1　2023 Global Customer Engagement Review | braze
https://www.braze.com/resources/reports-and-guides/2023-global-customer-engagement-review
※2　First-Party and Zero-Party Data: Key Differences | Silverpush