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2023.02.28

2023年　世界の消費者トレンドTOP10｜旅行業界が注目すべき世界の消費トレンド

旅行市場調査会社 Phocuswright が、ユーロモニターの調査レポート「2023年世界の消費者トレンドTOP10」から、旅行業界が注目する(または、注目すべき)消費者トレンドを紹介しています。
2022年は、デジタル・オートメーションの話題でもちきりでした。ホテル業界には、お客様と1対1で顔を合わせたサービスが必要だという話は、神話となり、人手不足もあいまって、ホテル業界のオートメーション化が加速しています。航空業界も同様です。ユーロモニターの調査によると、ロボットや自動音声による接客に抵抗がないか？という質問には、たった19%しか「抵抗はない」と回答していません。しかし、29才以下の回答者では、10人中8人が、「抵抗はない」と回答しています。コロナ禍をくぐりぬけた人々は、「今を楽しむ」ようになっており、購入までの検討時間が短くなっています。「ときめく」ことが消費のモチベーションになるため、特別な記念日などをターゲットにしたキャンペーンが有効、とユーロモニターはアドバイスしています。しかし、特別な機会に限らず、英国航空のキャンペーンのように、天候やいたずら心、食事や星など、人々の「今を生きたい」「旅に出たい」という気持ちを刺激する方法は、いろいろあります。(参照※3、写真1)また、世界的な不況が心配される中、「Buy now pay later(BNPL)：今買って支払いは後」の支払いオプションも、取り入れるべきトレンドでしょう。また、人口の4分の1を占める、1900年代半ばから2012年に生まれたZ世代(またはZoomerと呼ばれる世代)が、経済的に自立する時期を迎えます。従来の広告には否定的な世代で、「物語」を好みます。Z世代にリーチするにはTikTokなど、SNS上でのプレゼンスが重要です。(参照※1)