• 2026.01.13

コンサル観点で見る、2025年SEO動向年間総括と2026年の予測

 アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、グローバルマーケティング(国内・海外向けの販売促進・AI活用支援)*、メディアマーケティング(火災保険・地震保険の申請サポート)**などのマーケティング事業を展開しています。
 この度、2025年のSEO業界における主要な動向を振り返るとともに、2026年の検索エンジン市場の変化予測をまとめましたので、お知らせいたします。

* 国内外向けSEO(検索エンジン最適化)、国内外向け広告、AIO(AI最適化:AIO×SEO)[サービス概要:https://www.auncon.co.jp/service/
** ミエルモ(火災保険・地震保険の申請サポート)[サービス概要:https://mielmo.co.jp/
*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2024年11月~2025年10月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです


2025年 SEO業界動向レポート
~「検索エンジン」から「回答提示型」への移行と、AI共生の本格化~

 2025年は、検索エンジンのあり方が大きく変化した1年となりました。従来の検索エンジンにおいては、ユーザーがキーワードを入力して検索し、それに対して「関連性の高いリンク一覧を表示する」ことを基本機能としていました。しかし2025年は、AIがユーザーの意図を汲み取り、直接的な回答を提供する「回答提示型」の検索プラットフォームとしての性質を強めました。
 アウンコンサルティングは、この市場変化を5つの主要項目に分類して総括し、今後のWebマーケティング戦略に必要な視点を提示します。

1. Google AI 検索(AI Overviews /AI Mode) の標準化

 一部のユーザーに向けた試験的な機能として始まったAIによる回答生成は、2025年を通じて世界の多くの国と言語で展開され、一般的な検索機能として定着しました。

AI Overviews:Googleで検索した際に、生成AI(Geminiモデル)が複数のWebサイトから情報を統合・要約し、検索結果の最上部に自動表示してくれる機能。
AI Mode:Googleが提供する、AIによる直接回答を優先した新しい検索表示形式。対話形式で複雑な質問にも対応。

「AI Mode」 試験運用から標準機能への移行
 2月にGoogle社内従業員向けにテスト運用が開始された「AI Mode」は(*1)、3月には米国の一部ユーザーへ(*2)、5月には米国の全ユーザーへ一般公開され(*3)、順次その機能が開放されました。

「AI Mode」 日本市場への展開とグローバル対応
 9月には日本語を含む多言語対応が正式に開始され、10月時点で世界40カ国以上、35言語に拡大しています(*4)。

・「AI Overviews」 のさらなる拡大
 2024年8月に一足先に日本でも一般提供が始まった「AI Overviews」は、5月には世界200か国40言語へとその対象を広げました(*5)。

検索行動の変化と集計の開始
 6月からはAI ModeがGoogle Search Consoleの集計対象となり、数値としての可視化が進みました(*6)。また、Google DiscoverにもAI要約が導入されるなど(*7)、複数の領域でAIによる情報提供の形が一般化しました。

 これらの機能は、ユーザーが求める情報へ迅速かつ効率的に到達することを可能にする一方で、Webサイトへの訪問を伴わない「ゼロクリック検索」を加速させており、ブランド認知拡大や集客のための新たな対策が課題となっています。また、それぞれの機能は世界各国で普及が進んでおり、海外マーケティングを行う企業にとって、各地域のAI検索への新たな対応が不可欠となってきています。

2. Google アルゴリズム変動と「品質」定義の再構築

 生成AIの普及に伴い、品質の低いコンテンツが増加したことを受け、Googleは検索品質の維持に向けた取り組みを強化しました。

継続的なアップデートによる品質管理
 3月および6月に大規模なコアアップデートを実施(*8,9)。さらに8月にはスパムアップデートを完了させ(*10)、検索順位の操作を目的とした低品質なコンテンツの排除を徹底しました。また12月12日より6ヶ月ぶりのコアアップデートが開始され、29日に完了しております。

・ガイドラインによる「評価基準」の明確化
 1月のガイドライン更新では、AIを用いた不正確な情報や低品質な量産コンテンツへの評価を厳格化しました。一方で、専門的な監修によって独自価値を持たせたコンテンツについては、継続して高く評価する方針を示しています(*11)。また、9月の更新ではYMYLの定義がより明確化されました(*12)。

ユーザーの安全を守るアルゴリズム更新
 6月にはセーフサーチドキュメントを刷新し、不適切な動画等のランキングアルゴリズムを更新(*13)。情報の正確性と安全性の両面で、コンテンツの「質」がこれまで以上に厳格に問われるようになっています。

3. 新たな検索体験の誕生

 検索行動はテキスト入力にとどまらず、音声入力や視覚・聴覚からの情報収集、購買行動を伴う体験へと多様化しています。

音声およびリアルタイム検索の進化
 6月には検索結果を音声で要約する「Audio Overviews」がリリースされ(*14)、さらに音声会話型の「Search Live」も登場しました(*15)。視覚情報に頼らない新たな検索体験が、一つの形として一般化しつつあります。

検索から直接的な購買・体験へ
 9月には、ChatGPTがチャット内で商品の購入が可能になる新たな機能「Instant Checkout」をリリースしました(*16)。Googleも10月にバーチャル試着機能「Try On」に靴を追加し、日本でも提供を開始(*17)。AIプラットフォームや検索結果画面が、そのまま「意思決定(購入や予約等)の場」へと変化しつつあります。

トピックの視覚的な整理
 7月には、Webサイトのリンクをトピックごとにグループ化して表示する「Web Guide」の試験提供も開始されました(*18)。ユーザーがいかに効率良く情報を整理・発見できるかという観点で、さらなる発展が進んでいます。

4. 検索プラットフォームの多様化

 検索行動の起点がGoogle以外にも広がり、競合サービスとの機能競争が激化しています。

競合他社の動向
 4月にはMicrosoftが「Copilot Search」をリリースし(*19)、OpenAIもChatGPT Searchにショッピング機能を導入(*20)。10月にはOpenAIが独自のブラウザ「ChatGPT Atlas」を公開し、検索エンジンの枠を超えたシェア争いが鮮明になりました(*21)。

AI検索におけるコンテンツ最適化
 10月にMicrosoft Adsは、AI検索の回答内に自社コンテンツが含まれるよう最適化する手法について公表(参考)。自然検索だけでなく、AIの回答内における露出をどう確保するかが、新たな課題となってきています。

5. その他SEO関連重要事項

 Webサイトのインフラや技術仕様に関する変更も、長期的な運用において考慮すべき点です。2025年は主に下記の重要な変更がありました。

ドメインおよびインターフェースの変更
 4月にGoogleは検索結果における国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の廃止方針を発表(*23)。また、1月にはモバイル検索結果からパンくずリストが削除されるなど(*24)、自然検索結果枠における表示形式の簡素化が進んでいます。

高度なデータ解析とセキュリティ
 7月には「GoogleトレンドAPI」のアルファ版が公開され(*25)、8月にはGemini APIの「URLコンテキストツール」が一般公開されました(*26)。またChromeは2026年より非HTTPSサイトへの警告をデフォルト化する方針を固め、安全性の徹底を求めています(*27)。


まとめ:2026年のSEO戦略のあり方

 2025年のSEOの動向を総括すると、「アルゴリズムに対する技術的対策」や「対策キーワードの順位向上のための施策」に加え、「ユーザーとAIの双方に情報を正しく伝え、双方に選ばれる信頼を構築すること」という視点が不可欠になりました。

 2026年は情報収集の手段がさらに多様化し、AIエージェントがユーザーの意思決定をサポートする場面が増えると予測されます。こうした変化の中でも正確な情報発信と着実な集客を継続するには、従来の基本的なSEO施策に加え、WebサイトをAIに対して最適化する「AIO(AI Optimization)」の視点を取り入れることが重要です。

1.AIが理解しやすいしやすいコンテンツ構造設計
 AIが情報を的確に抽出できるよう、論理的で階層的な見出し(Hタグ)構造を徹底。また構造化データの実装でコンテンツ種類や重要項目をAIにも伝え、引用されやすい基盤を整えます。

2.不足するテーマの特定と網羅的なコンテンツ制作
 自社ブランド・商品情報がAI回答に含まれていない領域や、自社コンテンツが引用されていない領域を特定し、不足するコンテンツを補完することで情報の網羅性を高めます。

3.AIが代替できない独自価値の付加
 実体験に基づく知見や独自の調査結果といった「一次情報」を有効に活用し、コンテンツの独自性を高めます。AIには模倣できない信頼性とブランド力を確立します。

 アウンコンサルティングは創業以来27年以上の間、国内外のSEO支援実績を積み重ねるとともに、変化の激しい市場環境に迅速に対応してまいりました。2025年からは新サービス「AIOコンサルティング」を始動し、グローバル展開も一層加速させております。 2026年も、AI検索時代における新たな課題解決や機会創出を通じ、お客様の事業発展にこれまで以上に貢献できるよう、支援体制の拡大と品質向上に邁進してまいります。

■調査概要

【調査主旨】
2025年におけるSEO年間動向調査

【調査要綱】
調査日:2025年1月~2026年1月
調査対象期間:2025年1月~2026年1月

【出典】

*1 Google、社内従業員向けに新しい検索形式である AI mode のテストを開始
*2 Google、米国の一部ユーザーを対象に AI mode の提供を開始
*3 AI Mode が米国で一般ユーザーへも提供を開始
*4 AI Mode が日本語をはじめ、ヒンディー語、インドネシア語、韓国語、ポルトガル語に対応
*5 AI Overviews がサポート対象国と言語を拡大、さらに米国では Gemini 2.5 カスタムバージョンを導入
*6 AI Mode が Search Console の集計対象に
*7 Google Discover が AI 生成の要約機能を正式に導入
*8 Google、2025 年 3 月のコアアップデートの展開が完了
*9 Google、2025 年 6 月のコアアップデートの展開が完了
*10 Google、2025 年 8 月のスパムアップデートの展開を完了
*11 Google が検索品質評価ガイドラインを更新、生成 AI に関わる判断基準を新たに追加
*12 Google が検索品質評価ガイドラインを更新、YMYL の定義をより明確化
*13 Google がセーフサーチドキュメントを刷新し、不適切なコンテンツと動画のランキングアルゴリズムを更新
*14 Google、Labs で新しい検索体験「Audio Overviews」をリリース
*15 Google、音声を使った新しい検索「Search Live」を発表
*16 ChatGPT、チャット中に商品の購入を完了できる「Instant Checkout」機能をリリース
*17 Google の「Try On(バーチャルでお試し)」機能が新たに靴の試着を追加し日本でも利用可能に
*18 Google、AI によりトピックごとにリンクをグループ化した新しい検索結果「Web Guide」の試験提供を開始
*19 Bing、AI を用いた新たな検索エンジン「Copilot Search」をリリース
*20 Open AI、ChatGPT Search にショッピング検索機能を導入

本プレスリリースをご掲載される場合は、事前に当社までご連絡をお願いいたします。

[社名] アウンコンサルティング株式会社
[本社] 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
[設立] 1998年6月8日
[資本金] 100,000千円(資本準備金538,774千円) 2025年8月末現在
[上場取引所] 東証スタンダード市場(証券コード:2459)
[代表者] 代表取締役CEO信太 明
[人員数] 36名(正社員のみ25名) 2025年8月末現在
[事業内容] マーケティング事業
-グローバルマーケティング(国内・海外向けの販売促進・AI活用支援)
-メディアマーケティング(火災保険・地震保険の申請サポート)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[お問い合わせ] 広報担当 TEL:0570-05-2459 MAIL:pr@auncon.co.jp

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