• 2026.07.30

日本の世界自然遺産検索ランキング【小笠原諸島】
AI時代の検索データが映す「Bonin Islands」と船で行く海洋島への関心

 アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、AIマーケティング*、グローバルマーケティング**などのマーケティング事業を展開しています。
 この度、日本の世界自然遺産である「小笠原諸島」について、世界各国・地域を対象に関心動向調査***を行いましたので、その結果をお知らせいたします。

*  AIO(AI最適化:AIO×SEO)[サービス概要:https://www.auncon.co.jp/solutions/aio/
** 国内外向けSEO(検索エンジン最適化)、国内外向け広告[サービス概要:https://www.auncon.co.jp/service/
*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2025年6月~2026年5月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです。

■海洋島として独自進化を遂げた、東京から約1,000kmの世界自然遺産

 小笠原諸島は、東京の南約1,000kmに位置する島々で、2011年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。ユネスコによると、登録資産は30を超える島々で構成され、現在居住者がいる島は父島と母島です。*1

 小笠原諸島は、一度も大陸と陸続きになったことがない海洋島として、固有の動植物が多く見られる地域です。小笠原村公式サイトでは、小笠原諸島について、海洋島の生態系に特有の生物進化をよく表していることなどが評価されたと説明しています。*2

 また、小笠原諸島は英語圏で「Bonin Islands」とも呼ばれてきました。東京都環境局によると、小笠原はおよそ200年前まで無人島であり、「ぶにんしま」という呼び方が英語圏での呼称につながったとされています。1830年には欧米人と太平洋諸島民が父島に到着し、最初の定住者となりました。*3 さらに、小笠原村公式サイトでは、1853年にペリー提督が来航し、石炭貯蔵用地を購入したことも紹介されています。*2

 戦後はアメリカの施政権下に置かれ、1968年に日本へ返還されました。自然遺産としての価値に加え、「Bonin Islands」という呼称、ペリー提督の寄港、戦後の施政権の変遷、日本語と英語などが交わる独自の文化は、小笠原諸島を多面的に理解するうえで重要な背景といえます。*2

 今回の検索データでも、「ボニン諸島」は上位キーワードとなりました。世界自然遺産としての制度名だけでなく、英語圏での別称や歴史的な呼称が、海外からの検索入口になっていることがうかがえます。

■検索意図から読む「小笠原諸島」への関心

 本調査では、世界32カ国・地域で「小笠原諸島」に関連するキーワードを厳選し、国・地域別に集計した検索数の結果となります。
 調査の結果、検索上位5カ国・地域は、アメリカ、台湾、イギリス、オーストラリア、カナダの順となりました。なかでもアメリカは全体の約3割を占め、対象国・地域の中で最多となりました。

 1位のアメリカでは、「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」「ボニン諸島」など、名称そのものや英語圏での別称を起点とした検索が多く見られました。小笠原諸島には、ペリー提督の寄港や、戦後に米軍統治下に置かれた時期があるなど、アメリカとの歴史的な接点を有しています。こうした歴史的背景や「Bonin Islands」という英語圏での呼称が、検索数の多さに関係している可能性があります。*2*3

 2位の台湾では、名称検索に加え、「南島」など具体的な島名に関する検索も見られました。小笠原諸島の自然景観や訪問先に関する情報を確認する動きが一部含まれていると考えられます。英語圏で目立つ「Bonin Islands」とは異なり、台湾では島名や景観に関連する検索が特徴として見られました。

 3位のイギリス、4位のオーストラリア、5位のカナダでも、「ボニン諸島」「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」などが上位に並びました。英語圏では「Ogasawara Islands」と「Bonin Islands」の両方が検索入口になっていることがうかがえます。

 月別では、全体で2025年7月が最多となりました。夏季の旅行検討時期と重なることに加え、海洋島としての自然、フェリーで向かう遠隔地という特徴、父島・母島・南島といった具体的な島名への関心が検索に表れた可能性があります。

※Google広告 キーワードプランナーツール利用による検索数データ

■欧米豪が約6割、東アジアでは島名・景観検索も

 エリア別では、欧米豪が23万件となり、全体の約64%を占め、最多となりました。次いで、東南アジア+インド、東アジア、中東の順となっています。

 欧米豪では、アメリカを中心に、イギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツなどで検索が見られました。地域内の上位キーワードは「ボニン諸島」「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」など、名称や別称に関する検索が中心となっています。英語圏で「Bonin Islands」という別称が使われてきたことに加え、船で向かう遠隔地であることから、訪問前に所在地や基本情報を確認する動きが検索に表れていると考えられます。

 東南アジア+インドでは、フィリピン、インド、インドネシア、シンガポール、タイが上位となりました。この地域でも「ボニン諸島」「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」などが上位となり、まずは名称を確認する検索が中心となっています。日本旅行に関心を持つ層の中で、東京から行く離島としての認知や、世界自然遺産としての基礎情報を調べる動きが含まれている可能性があります。

 東アジアでは、台湾、韓国、香港、中国の順となりました。「小笠原諸島」に加えて「南島」などの島名検索も見られ、名称だけでなく、具体的な島名や自然景観に関する情報を確認する動きが一部含まれていると考えられます。

 中東では、検索規模は限定的でしたが、他地域と同様に名称・別称を起点とした検索が中心でした。

※Google広告 キーワードプランナーツール利用による検索数データ

■世界自然遺産名より、名称・別称・島名が検索入口に

 今回の調査では、検索数上位キーワードとして、「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」「ボニン諸島」が上位を占めました。上位3語で総検索数の約8割を占めており、小笠原諸島への関心は、まず名称・所在地・別称の確認から始まっていることがうかがえます。

 続いて、「父島」「南島」「母島」など、具体的な島名に関する検索が見られました。父島と母島は、現在居住者がいる島であり、小笠原観光の拠点となる場所です。また、南島は自然景観やツアーの文脈で知られる場所であることから、名称検索から一歩進み、具体的な訪問先を検討する動きも一部で見られる可能性があります。

 「ボニン諸島」が上位に入った点は、小笠原諸島ならではの特徴です。正式名称以外の呼称が検索行動に表れる例としては、姫路城における「白鷺城」と近い構造だと考えられます。ただし、「ボニン諸島」は英語圏で使われてきた別称であり、検索数の多さは、必ずしも来訪意欲や認知度の高さを意味するものではありません。

 一方で、「世界遺産」「世界自然遺産」を含む検索語は、名称・別称・島名に関する検索と比べて限定的でした。この結果から、海外では「世界自然遺産」という制度名よりも、「Ogasawara Islands」「Bonin Islands」「Chichijima」「Hahajima」など、地名・島名・別称を手がかりに検索している可能性があります。

 訪問前準備に関するキーワードでは、「おがさわら丸」「小笠原諸島 フェリー」「東京から小笠原諸島」「小笠原諸島 行き方」「ははじま丸」「小笠原 フェリー 時刻表」などが見られました。小笠原村観光協会によると、小笠原諸島への交通手段は船のみであり、おがさわら丸では東京・竹芝から父島まで約24時間かかります。母島へは父島からははじま丸を利用します。*4

 検索数としては名称検索が大半を占める一方で、アクセス関連語も一定数確認されました。実際に訪問を検討する段階では、船便、所要時間、父島・母島間の移動など、具体的な旅行計画に関する情報が重要になると考えられます。

※Google広告 キーワードプランナーツール利用による検索数データ

■船で行く滞在型観光と、自然を守る旅行前準備

 小笠原諸島は、飛行機ではなく船で向かう離島であり、訪問には事前の旅行計画が必要です。小笠原村観光協会によると、小笠原へは主に「おがさわら丸」で訪れること、母島へは父島で「ははじま丸」へ乗り継ぐことを案内しています。今回の検索データでも、「おがさわら丸」「小笠原諸島 フェリー」「東京から小笠原諸島」「小笠原諸島 行き方」「ははじま丸」「小笠原 フェリー 時刻表」など、アクセスに関するキーワードが確認されました。*4

 また、小笠原村公式サイトでは、キャンプおよび野営行為は村条例により村内全域で禁止されており、宿泊施設を予約したうえで来島するよう呼びかけています。*2 さらに、南島や母島石門一帯など、自然保護の観点から利用ルールが設けられている場所もあります。*4

 検索数としては名称・別称が中心である一方、実際の旅行計画では、船便、宿泊、ツアー、自然保護ルールをあわせて確認する必要があります。小笠原諸島は、アクセス方法や自然保護ルールの確認が旅行計画に直結するため、訪問前の不安や疑問に応える多言語情報の整備が重要です。

■検索データから考える、小笠原諸島の情報発信のポイント

 今回の調査では、「小笠原諸島」「小笠原諸島 日本」「ボニン諸島」といった名称・別称検索が中心となりました。特に欧米豪では「Bonin Islands」に相当する検索が多く、英語圏での別称や歴史的背景を含めた情報発信の重要性がうかがえます。

 また、父島、母島、南島といった島名検索も一定数見られました。小笠原諸島を一つの観光地として紹介するだけでなく、父島はアクセスと滞在拠点、母島は自然観察や静かな滞在、南島は景観・自然体験といった形で、島ごとの特徴を整理した情報発信が求められる可能性があります。

 食文化に関する検索数は、今回の主な検索傾向として大きな割合を占めるものではありませんでした。一方で、小笠原村観光協会では、小笠原の郷土料理として「島寿司」を紹介しており、パッションフルーツ、島レモン、ミニトマトなど、亜熱帯の気候を生かした農産物も紹介されています。船で訪れる滞在型の旅行先である小笠原諸島では、自然体験や歴史理解に加え、食文化も地域の魅力を補足する要素になると考えられます。*4

 さらに、アクセス関連キーワードは検索数としては限定的ながら、旅行計画上の重要度が高い領域です。船便、時刻表、所要時間、宿泊予約、キャンプ・野営禁止、自然保護ルールなどは、訪問前の不安を減らす情報として、多言語での整備が重要です。

 生成AIやAI検索の利用が広がるなか、旅行者が検索するキーワードは、訪問前の疑問や関心を把握する手がかりになります。小笠原諸島についても、名称、別称、登録背景、島ごとの特徴、アクセス、宿泊、自然保護ルール、食文化を多言語で整理し、信頼できる情報にたどり着きやすいコンテンツを整備することが、今後のインバウンド施策における情報発信の精度向上につながります。

 アウンコンサルティングは、長年培ったグローバルマーケティングの知見と、最新のAI活用によるSEO戦略(SEO×AI)を融合した「AIO(AI Optimization:AI最適化)」に注力しています。AI活用が観光ビジネスや地域活性化にもたらす価値は一段と高まっております。今後も、信頼性の高い調査・分析を通じて、持続可能な観光とインバウンド戦略の成功を強力にバックアップしてまいります。

■調査概要

【調査主旨】
小笠原諸島(世界自然遺産)に関する検索動向調査

【調査要綱】 
・対象国・地域:OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した世界32カ国・地域 
– 北欧4カ国:フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク 
– 湾岸協力会議(GCC)6カ国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン 
・対象キーワード:アウンコンサルティングが厳選した小笠原諸島関連の主要キーワード 
・調査対象時期:2025年6月〜2026年5月 
・分析項目:国・地域別の検索ボリュームおよびランキング 
・調査方法:Googleキーワードプランナーを用いた国・地域別の検索データ集計、関係機関による公的資料・公式情報を基にアウンコンサルティングが独自分析 

【出典】 
※1UNESCO World Heritage Centre「Ogasawara Islands」 , https://whc.unesco.org/en/list/1362/
※2小笠原村公式サイト
「世界自然遺産 小笠原諸島」 , https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/heritage/
「注意事項」 , https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/sightseeing_caution/
「当時の様子」 , https://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/outline_historydays/
※3東京都環境局「父島の歴史」 ,  https://www.kankyo1.metro.tokyo.lg.jp/naturepark/know/park/introduction/kokuritsu/ogasawara/titijima/history.html
※4小笠原村観光協会
「父島への道のり」 , https://www.ogasawaramura.com/go/
「南島・母島に行こう!」 , https://www.ogasawaramura.com/2019_renew/about/minami-haha/
「郷土料理と特産品」 , https://www.ogasawaramura.com/2019_renew/about/food/
「小笠原のエコツーリズム」 , https://www.ogasawaramura.com/ecotourism/

本プレスリリースをご掲載される場合は、事前に当社までご連絡をお願いいたします。

[社名] アウンコンサルティング株式会社
[本社] 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
[設立] 1998年6月8日
[資本金] 100,000千円(資本準備金538,774千円) 2026年5月末現在
[上場取引所] 東証スタンダード市場(証券コード:2459)
[代表者] 代表取締役CEO信太 明
[人員数] 30名(正社員のみ21名) 2026年5月末現在
[事業内容] マーケティング事業
– AIマーケティング(AI最適化・AIを活用したマーケティング支援)
-グローバルマーケティング(国内・海外向けの販売促進)
-メディアマーケティング(火災保険・地震保険の申請サポート)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[お問い合わせ] 広報担当 TEL:0570-05-2459 MAIL:pr@auncon.co.jp

お問い合わせ

    必須会社・組織名

    必須対象サイトURL

    必須氏名

    必須メールアドレス

    必須お問い合わせサービス

    任意お問合せ内容


    残文字数 : 1000 文字
    例)アメリカ向けのSEOを、3ヶ月後くらいから、月間予算50万円程度でトライしたい。
    例)台湾・香港向けの検索エンジン広告・SNS広告を、来月から、月間予算50万円程度で開始したい。

    必須個人情報保護方針

    当社の個人情報保護方針について同意される方のみ送信できます。

    このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、
    Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

    以下の内容でよろしいですか?







    このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、
    Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

    Copyright © 1998- AUN CONSULTING,inc.

    Top 固定ボタンの例 お問い合わせはこちら