• 2026.07.14

AIツールの利用状況と検索における利用実態調査
【アメリカ、ドイツ、インド、シンガポール、日本】

 アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、AIマーケティング*、グローバルマーケティング**などのマーケティング事業を展開しています。
 この度、アメリカ、ドイツ、インド、シンガポール、日本を対象に、AIツールの利用状況と検索における利用実態調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。

*  AIO(AI最適化:AIO×SEO)[サービス概要:https://www.auncon.co.jp/solutions/aio/
** 国内外向けSEO(検索エンジン最適化)、国内外向け広告[サービス概要:https://www.auncon.co.jp/service/

■はじめに

 生成AIの普及と検索エンジンの進化に伴い、ユーザーの検索・情報収集行動は大きな転換期を迎えています。特にGoogleの「AI Overviews(AIによる概要)」や対話型AI機能「AI Mode」の登場は、従来のウェブサイトへの流入経路を大きく変えつつあります。
 このような背景を踏まえ、当社では日本・アメリカ・ドイツ・インド・シンガポールを対象に、AIツールの利用頻度や目的、検索行動に関するアンケート調査を実施いたしました。

■各国の生成AIツール利用シェア

 最も頻繁に利用する生成AIツールについて調査を実施したところ、全体として、OpenAIおよびGoogleの提供するツールが上位を占める結果となりました。日本、アメリカ、ドイツ、インド、シンガポールのいずれの国においても、「ChatGPT」がプライベート・ビジネスの両シーンで最大の利用シェアを占めました。

 プライベート利用におけるChatGPTのシェアは、シンガポールで57.8%、インドで55.6%、アメリカで43.8%、日本で40.8%となりました。また、仕事や学校生活におけるChatGPTのシェアはシンガポールで56.3%、インドで55.8%、アメリカで39.6%、日本で39.7%となっています。日常生活での情報収集から業務の効率化まで、「ChatGPT」が身近なAIツールとして定着しつつあることがうかがえます。

 ChatGPTに次いで、「Gemini」も一定の利用シェアを示しており、特にインド(プライベート:33.8%)や日本(プライベート:25.3%)で相対的に高い結果となりました。一方、アメリカでは「Google AI Mode」のシェアがプライベートで25.0%、ビジネスで22.6%と、他国に比べて高い数値を示しています。これは、Google検索と連動したAI機能の利用が深く浸透しつつあることを示しており、市場特有のトレンドが見て取れます。

 Googleは、検索機能拡充の一環として、複数同時検索や視覚的な対話が可能な「AI Mode」をアメリカで先行して一般公開しました*1。こうした提供状況が、アメリカにおける利用比率の高さに影響している可能性があります。

 プライベートとビジネス利用で全体の傾向は概ね共通しているものの、ビジネスシーンでは「Copilot」や「Perplexity」の利用率がやや高くなる傾向が見られました。これは、企業の社内環境やセキュリティ要件、ライセンス契約状況によって、導入・許可されるAIツールが限定されている背景が影響していると考えられます。

■生成AIツールの利用頻度

 Google等の検索エンジンと比較した、生成AIツールの利用頻度について調査を実施したところ、「AIツールを日常的に利用していない」と回答した割合は、インド(1.6%)やシンガポール(3.4%)では低く、アメリカ(20.8%)やドイツ(17.0%)でも約2割以下にとどまりました。
 一方、日本においては回答者の3割以上が「利用していない」と回答しており、他国と比べて生成AIツールの日常的な利用が進んでいない傾向が見られます。
 また、「検索エンジンと同じくらい、またはそれ以上にAIを利用する」と答えた積極利用層の割合は、シンガポールが69.5%、インドが85.5%に達しているのに対し、日本は28.0%にとどまりました。日本市場では、諸外国と比較してAIツールの日常利用が緩やかであり、従来の検索エンジンを中心とした情報収集行動が依然として根強いことがうかがえます。

■Google検索におけるユーザー行動の変化

 Google検索に導入された「AIによる概要(AI Overviews)」に対するユーザー行動にも、国別の傾向が明確に現れています。
 アメリカ(24.7%)やシンガポール(29.5%)では、「AIによる概要を読んだ後、概要内にあるリンクからウェブサイトへアクセスする」と回答した割合が比較的高く、AIによる概要を起点にウェブサイトへ遷移する行動が選択肢の一つとして定着しつつあることがうかがえます。
 これに対し、日本で最も多かった回答は「AIによる概要は読まずに、下部の自然検索結果からウェブサイトにアクセスする(36.7%)」であり、これは調査対象となった5カ国の中で最も高い数値となりました。この結果から、日本のユーザーはAIによる要約を参考にするよりも、従来通り「自然検索結果のリストから信頼できる公式サイトや専門サイトを自ら選んでアクセスしたい」という意識が、他国と比べると強いことがデータからうかがえます。

■AIツールの利用目的

 AIツールの具体的な利用目的に関する設問回答を分析すると、国を問わず「検索エンジンの代わりとしての情報収集・リサーチ」が最大の動機(日本:45.6%、アメリカ:46.6%、シンガポール:42.4%)となっています。すでにAIツールが文章・画像生成の補助や相談相手としてだけでなく、情報を得るための検索手段として定着しつつあることが分かります。
 一方で、2位以降の利用目的には国ごとの差が見られました。アメリカ(18.4%)やシンガポール(24.8%)、ドイツ(27.7%)では「アイデア出しや企画のブレインストーミング、壁打ち相手」としての利用割合が比較的高く、ビジネス活用が進んでいる傾向が見られます。
 これに対し、日本では、「日常生活のスケジュール管理やプライベートなサポート・雑談(14.3%)」が他国(4%〜6%台)に比べて高く、業務効率化だけでなく、身近なアシスタントとしての日常的な利用が先行している点が特徴的です。

■今、重要なSEO・AIO対策の方向性

 本調査結果から、国内外を問わず、AIツールが新たな検索・情報収集の手段として存在感を高めていることがうかがえます。特にグローバル市場においてはAI利用率が高く、企業には検索行動の変化を踏まえた対応が求められています。

・AIモデルの「自社ブランド認知・言及状況」の把握
 まずは、主要な生成AI(ChatGPTやGeminiなど)が、自社ブランドやサービスをどのように認識し、ユーザーに対してどのように言及しているかを定量・定性的に把握することが重要です。AIが自社の強みを正しく学習し、関連する選択肢として表示・言及されているかをチェックすることで、AI検索における明確な課題が見えてきます。

・AI検索での露出を最大化する「基本SEO」の徹底
 AI検索エンジンが生成する回答の多くは、依然としてウェブ上の信頼できるコンテンツがベースとなっています。AI検索における露出機会を最大化するためには、AIが情報を抽出しやすい「サイト構造の最適化」と、検索意図に高精度で応える「コンテンツ設計」が重要です。従来の基本に忠実なSEO対策を通じて、サイトの基盤を継続的に整備することが不可欠です。

 Googleのコアアップデートの動向や「検索評価ガイドライン*2」が示す通り、Googleが一貫して重視しているのは、「ユーザーにとって最も有益で信頼できる情報を届けること」です*3。この本質は、AI検索が普及した現在においても変わりません。今後は、従来のSEO対策を土台として継続しながらも、AI検索の市場拡大にいち早く適応することが重要であると考えます。

■調査概要

【調査主旨】
AIツールの利用状況と検索における利用実態調査

【調査要綱】 
・対象国(N数):アメリカ(324)・ドイツ(335)・インド(385)・シンガポール(325)・日本(600)
・調査期間:2026年6月30日~2026年7月6日
・対象:対象国の20歳以上の男女
・調査方法:インターネット調査
※調査ツール「Surveroid, https://surveroid.jp」を利用し、アウンコンサルティングが実施

【出典】 
※1Google Japan Blog 「検索における AI : 情報を超えた知性へ」
https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/google-search-ai-mode-update/
※2検索評価ガイドライン
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/en//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
※3Google 検索に関するドキュメント「検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/ai-optimization-guide?hl=ja

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[社名] アウンコンサルティング株式会社
[本社] 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F
[設立] 1998年6月8日
[資本金] 100,000千円(資本準備金538,774千円) 2026年5月末現在
[上場取引所] 東証スタンダード市場(証券コード:2459)
[代表者] 代表取締役CEO信太 明
[人員数] 30名(正社員のみ21名) 2026年5月末現在
[事業内容] マーケティング事業
– AIマーケティング(AI最適化・AIを活用したマーケティング支援)
-グローバルマーケティング(国内・海外向けの販売促進)
-メディアマーケティング(火災保険・地震保険の申請サポート)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[お問い合わせ] 広報担当 TEL:0570-05-2459 MAIL:pr@auncon.co.jp

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