グローバルマーケティング事業(※)を展開しているアウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太明、以下「アウンコンサルティング」)はこの度、米国における日本の47都道府県に関する年間の検索トレンド、および2024年7月の使用言語別・文字別の訪日外国人客数について調査を実施しましたので、その結果をお知らせいたします。
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・米国では東京、大阪、京都の検索数が圧倒的に多い結果となった。実際、米国からの旅行者は三大都市圏のみ訪問する割合が58%と高く、大都市圏に人気が集中している。
・使用言語別訪日外国人客数(※)は、北京語(中国)74万人、韓国語61万人、中国語(台湾)56万人。
・使用文字別訪日外国人客数 (※)は、繁体字(台湾・香港)81万人、簡体字(中国)74万人、ハングル(韓国)61万人。
※日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで、訪日外国人が使用している言語別・文字別に訪日外客数を集計
米国からの訪日旅行者は2023年に204万人を突破しました。コロナ禍前の2019年172万人を上回り、2024年8月には単月として過去最高を記録しました *1。
以下の表は、2023年9月~2024年8月に米国における「日本の都道府県」の検索数をまとめたものです。検索数の上位を占めたのは東京、大阪、京都の大都市圏でした。
米有力旅行雑誌Travel + Leisureが行った読者アンケート「2023年世界の人気都市ランキング(上位25都市)*2」では、京都(3位)、東京(7位)、大阪(25位)の3都市がランクインしました。アンケートでは京都の魅力として、「欧米文化とは異なる非常に歴史的な名所や文化財がある」、「誘惑的な狭い路地に素晴らしい店舗がひっそりとたたずむ」などの声が寄せられました。東京は「活気に満ちた首都」として、「旅行者を何度も惹きつける」として評価されました。さらに大阪は交通の利便性に加え、「人々が素晴らしく温かく歓迎してくれる」とフレンドリーな人柄が評価されました。今回の検索数の調査結果からも、3都市への興味関心は引き続き高い傾向にあると考えられます。
4位の沖縄においては、2023年の米国からの延べ宿泊者数は約51万人(2019年比+86.0%)と大幅に拡大しています *1。ダイビングやマリンスポーツといったアクティビティから、美ら海水族館のような観光地を楽しめることが人気の要因であると考えられます。
5位の秋田については、米国からの延べ宿泊者数は約5,000人 *1と他県と比較して少ないものの、海外でも人気の「秋田犬」や白神山地、田沢湖といった自然の美しさに加えて、乳頭温泉郷やきりたんぽ、稲庭うどんなど、秋田ならではの魅力を体験できるため、検索数が上位になったと考えられます。
6位の広島においては、訪日客全体のうち米国からの客数が最も多く、2023年の都道府県別延べ宿泊者数は全体の約15%を占めています *1。広島の歴史や原爆ドームが持つ恒久平和というメッセージをより自身の目でみたいという思いから検索数も多い傾向にあると考えられます。
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以下は、訪日旅行者の「三大都市圏及び地方部の訪問パターン別構成割合*3」をグラフ化したものです。韓国、台湾及び香港からの訪日旅行者は、地方部のみ訪問した割合が高いのに対し、米国からの訪日旅行者は、三大都市圏のみ訪問する訪日旅行者が58%と高く、検索数のランキング同様、大都市圏に人気が集中しています。地方部へ誘致するためには、公共交通機関へのアクセス向上だけでなく、日本の古き良き文化を感じられる体験型へのコト消費へ繋げられるよう、日本独自のコンテンツを駆使した高付加価値プランの販売促進が重要となります。
※三大都市圏:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の8都府県
※地方部:三大都市圏以外の道県
※出典:国土交通省「令和6年版 観光白書(第I部観光の動向)」
日本政府観光局(JNTO)*1によると、2024年8月の訪日外国人客(以下、訪日外客)数は約293万人で、コロナ禍前の2019年同月比では16.4%増となりました。夏季休暇で7月に訪日外客数が増えた反動や、台風7号による航空便欠航の影響で300万人を下回ったものの、同月で過去最高を更新しました。
出典:日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで加工
国・地域別では、1位中国74万人(2019年同月比▲25.5%、2023年同月比+104.8%)、2位韓国61万人(2019年同月比+98.3%、2023年同月比+7.6%)、3位台湾56万人(2019年同月比+34.3%、2023年同月比+42.4%)となりました。中国はコロナ禍に実施された水際規制の緩和に加え、航空便の増便が寄与し、前年同月から約2倍となりました。
出典:日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで加工
2024年8月に日本を訪れた訪日外客数を使用言語別にみると、北京語(中国)を使用する旅行者が最も多く、74万人が訪日しました。次いで、韓国語61万人、中国語(台湾)56万人、英語35万人となりました。また、使用文字別にみると、繁体字(台湾・香港)81万人が最も多く、次いで、簡体字(中国)74万人、ハングル(韓国)61万人、英語35万人となりました。
出典:日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで、
訪日外国人が使用している言語別・文字別に訪日外客数を集計し加工
また、以下のグラフは、2023年9月~2024年8月の使用文字別の訪日外客数の推移です。
簡体字(中国)においては、2023年8月に団体旅行が解禁されたものの、東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出の影響や、中国経済の減速もあって回復は鈍化していましたが、日本への直行便数の増加やクルーズ船の寄港などにより、回復傾向にあります。
英語圏においては、例年8月は長期休暇の後半で家族と過ごす人が増えるため、訪日客が少なくなる傾向にあるものの、米国・豪州・カナダ・英国では8月として過去最高を記録しました。
出典:日本政府観光局(JNTO) 日本の観光統計データを参考にアウンコンサルティングで、
訪日外国人が使用している言語別・文字別に訪日外客数を集計し加工
【調査主旨】
米国における日本の47都道府県に関する年間の検索トレンド
使用言語・文字別に見る訪日外国人客数
【調査要綱】
調査日:2024年9月20日
調査対象時期:2023年9月~2024年8月
【出典】
※1日本政府観光局(JNTO)
・日本の観光統計データ: https://statistics.jnto.go.jp/graph/
・訪日外客数・出国日本人数データ: https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/
・インバウンド消費動向調査: https://www.mlit.go.jp/kankocho/tokei_hakusyo/gaikokujinshohidoko.html
※2 Travel+Leisure, 「Travel + Leisure Readers’ 25 Favorite Cities in the World of 2023」, 2023年7月11日, https://www.travelandleisure.com/our-readers-favorite-cities-in-the-world-of-2023-7555844
※3 国土交通省 「令和6年版 観光白書(第I部 観光の動向)」
https://www.mlit.go.jp/statistics/file000008.html
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001743038.pdf
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アウンコンサルティング株式会社
[事業内容] | グローバルマーケティング事業(海外SEO、海外広告) | ||
[設立] | 1998年6月8日 | ||
[本社] | 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号 岸本ビルヂング6F | ||
[代表者] | 代表取締役CEO 信太 明 | ||
[社員数] | 60名(正社員のみ49名)2024年5月末現在 | ||
[資本金] | 100,000千円(資本準備金 538,774千円、2024年5月末現在) | ||
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