日本国内におけるスマートフォン利用動向調査

 アジア圏を中心に、東京、沖縄、シンガポール、韓国、台湾、香港、タイの7拠点で展開し、戦略的なグローバルマーケティングを提供しているアウンコ ンサルティング株式会社（東証マザーズ：2459、本社：東京都文京区、代表取締役：信太明）は、このたび、コムスコア・ジャパン株式会社の正規販売代理 店として日本におけるスマートフォンの利用動向に関する調査をまとめました。

調査結果

昨今、日本国内でも各社がAndroidをプラットフォームに採用したスマートフォンを続々発売し、大きく様相が変化しているスマートフォンマー ケット。今回の調査において、コムスコアの携帯電話に関する包括調査データベース「モビレンズ」の2010年12月データでスマートフォンのユーザー数と 従来型携帯電話のユーザー数を比較すると、スマートフォンのユーザー数は従来型携帯電話のユーザー数の1割に満たない状況です（図表1）。しかしながら、 過去3ヶ月間のユーザー数の推移を比較するとスマートフォンのユーザー数は22％増加している一方で従来型携帯電話のユーザー数はほぼ横ばいとなってお り、今後スマートフォンユーザーのユーザー数と従来型携帯電話のユーザー数の差が縮まっていくことが想定されます。

図表1：　スマートフォン・従来型携帯電話ユーザー数比較

出典：コムスコア / モビレンズ（Mobilens）2010年12月

また、携帯ユーザーの年代別傾向を見ると、従来型携帯電話に占める各年代の割合は年代が上がるにつれて右肩上がりになっている一方で、スマートフォ ンユーザーに占める年代別割合は25歳－34歳及び35歳－44歳のユーザーの割合が突出しており、ビジネスマン世代にユーザーが集中していることが伺え ます。（図表2）

図表2：スマートフォン・従来型携帯電話　年代別ユーザー数比較

出典：コムスコア / モビレンズ（Mobilens）2010年12月

今後も成長が見込まれるスマートフォンですが、現時点では25歳-44歳という偏った世代に利用が集中している、という傾向があります。今後サービ スを提供する側が意識すべきこととしては、これら年齢分布の特性を十分に理解する必要があります。ただし、東京圏などにおいては、大学生等の就職活動時期 にスマートフォンの所持率の上昇も見込まれ、大学就職活動生を中心に若年層にも急速に普及している様子が「モビレンズ」のデータベースで見ると分かります （スマートフォンユーザーの年収分布図や職業区分別ユーザー分布）。今後こういった流れが東京周辺から日本全国に波及していくことも十分想定できます。
こ うしたことから、年齢分布のみならず、職業、性別、デバイス、使用年数、利用者の収入など様々なユーザー属性における動向をつねに把握・予測するなど、ス マートフォン利用者の動向を理解してコンテンツの構築やプロモーションのプランニングに取り組むことが重要になってきています。

調査主旨及び要綱

【調査主旨】
日本国内におけるスマートフォンの利用動向を調査

【調査要綱】
・ データソース：コムスコア社が提供するモバイル視聴率データおよび携帯電話利用に関する包括調査データベース「モビレンズ」
・ 調査方法：コムスコア社が保有する調査対象パネルのモバイル利用データを基とした統計予測
・ 調査期間：2010年12月度集計

＜スマートフォン定義＞
本レポート内ではスマートフォンを音声通話及びデータ通信機能以外にもユーザー参加型でアプリケーションの作成ができる携帯端末と定義致します。

アウンコンサルティング株式会社
［事業内容］　アジア圏を中心としたグローバルマーケティング支援（多言語のWeb制作・メディア運営・販促支援・翻訳）
［設立年月日］　1998年6月8日 ［本社所在地］　東京都文京区後楽1-1-7 グラスシティ後楽2F
［代表者］　代表取締役 信太明 ［資本金］　339,576千円
［コーポレートURL］：https://www.auncon.co.jp/
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