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    2023.11.30

Google、9月14日にヘルプフルコンテンツアップデートの展開を発表

2023年9月14日、Googleは公式Twitterで「ヘルプフルコンテンツアップデート」の展開を発表し、14日後の9月28日に展開完了しました。 

参考:https://twitter.com/googlesearchc/status/1707291628975632642 

参考:https://status.search.google.com/incidents/53diuQvcEsgzqXTPBb8p 

本コラムでは今回のヘルプフルコンテンツアップデートで起きた影響及びその対応についてまとめていきたいと思います。 

ヘルプフルコンテンツアップデートとは 

ヘルプフルコンテンツアップデートとは、Googleのもつ“ヘルプフルコンテンツシステム”のアップデートのことで、このシステムは自動ランキングシステムに組み込まれています。 

ヘルプフルコンテンツシステムは“訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に答えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的”としています。 

引用: https://developers.google.com/search/updates/helpful-content-update?hl=ja

ユーザーにとって本当に役に立つサイトは評価が高く検索順位が上がり、 そうではないと判断されたコンテンツを含むサイトは順位が下がるといった影響があります。 

2022年8月に初めて発表され、その際は対象言語が英語だけでしたが、同年12月に2回目のアップデートがあり日本語も対象言語となりました。 

過去の弊社コラムでも詳細に触れておりますので、合わせてご確認ください。 

9月に実装されたヘルプフルコンテンツアップデートの内容と対策 

9月に実装された内容は下記参考ページでは特にふれられていませんが、寄生サイト(サブドメインがサブディレクトリのサイト)への対策は入ったのではないかという情報がありました。 

参考:https://developers.google.com/search/updates/helpful-content-update?hl=ja 

同時期、Googleのアナリストであるゲイリー・イース氏がLinkedInで以下のように発信しています。 

“We’ve heard (and also noticed) that some sites “rent out” their subdomains or sometimes even subdirectories to third-parties, typically without any oversight over the content that’s hosted on those new, generally low quality micro-sites that have nothing to do with the parent site. In fact the micro-sites are rarely ever linked from the parent sites, which don’t actually want to endorse these often questionable sites. The only reason the owners of these shady (?) micro-sites rent the sub-spaces is to manipulate search results. 

Those of you who let us know about this, sent us plenty examples, and even blogged about it: thank you, it helped us tons! 

Those of you who rent out sub-spaces of your sites to third-parties with no oversight of the content, please have a read: 

“If you host third-party content on your main site or in your subdomains, understand that such content may be included in site-wide signals we generate, such as the helpfulness of content. For this reason, if that content is largely independent of the main site’s purpose or produced without close supervision or the involvement of the primary site, we recommend that it should be blocked from being indexed by Google.”” 

【翻訳】 “一部のサイトが、サブドメインや場合によってはサブディレクトリをサードパーティに「貸し出し」ているということを私たちは聞いています (また、気づいています)。通常は、何も持たない新しい、一般に低品質のマイクロサイトでホストされているコンテンツをまったく監視することなく、サードパーティに貸し出しています。親サイトで行います。実際、マイクロサイトが親サイトからリンクされることはほとんどありません。親サイトは、これらの疑わしいサイトを実際に支持したくないのです。これらのいかがわしい (?) マイクロサイトの所有者がサブスペースを借りる唯一の理由は、検索結果を操作するためです。 
このことについて私たちに知らせてくれた方、たくさんの例を送ってくれた方、ブログに書いてくださった方、ありがとうございます。とても助かりました。
 コンテンツを監視することなく、サイトのサブスペースを第三者に貸し出している方は、以下をお読みください。 
「メインサイトまたはサブドメインでサードパーティのコンテンツをホストしている場合は、コンテンツの有用性など、当社が生成するサイト全体のシグナルにそのようなコンテンツが含まれる可能性があることをご理解ください。このため、そのコンテンツが主に独立している場合は、メインサイトの目的に反しているか、厳密な監督やメインサイトの関与なしに作成されている場合は、Google によるインデックス登録をブロックすることをお勧めします。」” 

引用:https://www.linkedin.com/posts/garyillyes_google-searchs-helpful-content-system-activity-7108182762125242368-L_u4/ 

寄生サイトに関しては相応の対処をしなければ親サイトの検索順位に影響があるとのことですが、これがヘルプフルコンテンツアップデートとして組み込まれたという記載はありません。 
ただ、Googleとしては寄生サイトをかなり厄介と考えていることはわかるので、現時点で心当たりがある場合は対処をした方がよさそうです。 

また、Googleはヘルプフルコンテンツアップデートで高い評価を得るためには、Googleが既に公開している“有用で信頼できるユーザー第一のコンテンツの新規作成方法に関するヘルプページ”を確認するように誘導しています。合わせて確認して頂くのがいいでしょう。 

参考:https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja 

まとめ 

Googleは、ヘルプフルアップデートによって順位が悪い影響を受けていた場合、有用でないコンテンツを削除したとしてもすぐに評価が回復するわけでないとも言っています。数ヶ月かかることもあるとも。 
そうなる前に、まずはGoogleが公開している各種ガイドラインを再確認して、アップデートに備えることが大切です。 

もしご自身のウェブサイトが不安な場合、ぜひ一度弊社へお問合せください。調査、分析だけでなく有益なコンテンツとなるようなご提案も合わせて実施させて頂きます。 

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