韓国でペットツーリズム実証実験｜需要増を受け　レストランやホテルなどペット受け入れ

1964年発刊の韓国を代表する経済紙「The Korea Economic Daily Global」が、韓国のペットツーリズムについて報じています。韓国で、ペットと一緒に旅行したいという需要が高まり、多くの宿泊施設や旅行インフラ施設で、ペットの受け入れが広がっています。韓国国内に12拠点を有する大明 Sono ホテル & リゾートを運営するSonoインターナショナルが、ペットOKのレストラン設備をオープンしました。2023年8月の初めから、江原道(カンウォンド)のSonoビバルディパークや、ソルビーチ襄陽(ヤンヤン)、慶尚南道(キョンサンナムド)のSonoカーム巨済(コジェ)など10か所の飲食施設で、コンパニオン・アニマルの同伴が許可されています。法規制により、ペットと同伴できるエリアは、ペットを同伴しない一般の顧客とは別のスペースが確保されています。Sonoインターナショナルは、2023年3月に、飲食施設へペットを同伴する特別実証実験の承認を韓国通産省より受けています。同伴できるペットは犬の猫のみで、狂犬病のワクチン接種が義務付けられています。昨年、韓国観光公社(KTO)が発表した調査によると、「犬と一緒に泊まれる宿泊施設が少ない(55%)」、「コンパニオン・アニマルを受け入れるレストランやカフェが少ない(49.5%)」「(ペットOKの)観光地が少ない(42.3%)」といったペットと一緒に旅行する際に不便な点としてあげられていて、Sonoインターナショナルのペット・フレンドリー対応は、この声を考慮してのものです。2023年4月には、文化体育館後部とKTOが選出した「ペット・フレンドリー観光都市」に蔚山(ウルサン)市と忠清南道泰安郡(チュンチョンナムド テアンぐん)の2自治体が選ばれています。(参照※1、※2)

【出典元】
※1 S.Korea’s pet-friendly tourism sees brisk growth – KED Global
https://www.kedglobal.com/travel-leisure/newsView/ked202308240007
※2 DAEMYUNG RESORT & THE MVL HOTEL
https://www.sonohotelsresorts.com/web/download/brochure_jap.pdf