JNTO訪日プロモーション実施内容と効果
日本政府観光局(JNTO)が、東京2020オリンピック・パラリンピック(東京2020大会)でJNTOが実施した訪日プロモーションの内容と効果を検証した結果を公表しています。プロモーションのキーメッセージは、「知られざる地方の魅力」 の発信とパラリンピック開催地として「日本のアクセシビリティ」の紹介の2つ。オリンピック・パラリンピックへの関心の高さと、今後の訪日旅行のポテンシャルを考慮し、米国、中国、英国、フランスの4カ国を重要市場と位置づけ、プロモーションを実施し、効果検証を行っています。
オンライン広告視聴者へのアンケート調査では、「動画を視聴してどの程度日本に訪れたいと思いましたか?」という問いに「非常に訪れたい」「訪れたいと思った」が、重点市場4カ国、全てで70%以上を占めました。特に米国は、他3市場が「非常に訪れたい」が29%~20%だったのに対し、米国は57.3%と倍近く、「訪れたいと思った」とあわせると87.3%が訪日意欲を喚起された回答しています。(参照※1、グラフa)オリンピック・パラリンピックの放映権を持つ、米NBCのアンケート調査によると、東京2020大会のCMを視聴した人の95%が、日本に対してポジティブな印象を持ち、40%が次の海外旅行先に、日本を検討・予約する可能性が非常に高いと回答しています。後者の日本を次の海外旅行先として検討する意向は、CMを視聴していない人と比べると17%多い結果となっています。(参照※1、グラフb)東京観光財団が行った、在日海外メディアジャーナリストへのヒアリングでは、コロナ禍という困難な状況の中、最新の放送技術や無人バスなど、テクノロジーと、大会を支えたボランティアスタッフのおもてなしの心が世界に報道されたと報告されています。(参照※2)
【出典元】
※1 東京2020オリンピック・パラリンピックにおけるJNTO訪日プロモーション実施内容と効果について | JNTO
https://action.jnto.go.jp/report/3352
※2 海外メディアジャーナリストの視点から振り返る東京2020大会~東京の観光プロモーションにどう活かせるか~|東京観光財団
https://www.tcvb.or.jp/jp/project/R3%20Journalist%20Roundtable%20FNL%20report%20_20211221.pdf