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    2022.12.23

Google、コンテンツドリブンな世界でユーザーエンゲージメントを維持する3つの方法

インターネットユーザーはテキスト、画像、動画等様々なデジタルコンテンツを利用しています。
その中でGoogleは、IPSOS社と連携して「ユーザーの関心を維持する3つの方法」を特定し、同社のブログ上で公開しています。

コンテンツドリブンな世界でユーザーエンゲージメントを維持する3つの方法

今回はこの内容について触れていきたいと思います。


※引用:Google Blog
https://blog.google/products/ads-commerce/engage-audience-in-content-driven-world/

目次

方法その1「広告のカスタマイズ化」

まず、「より深いエンゲージメントのために、よりカスタマイズされたエクスペリエンスを作成する」事が必要と伝えています。

現状、モバイルユーザーの半数以上が、製品やブランドを調べて試してみる際に、他のプラットフォームとともに Google と YouTube を使用しています。そのうち、

・91%は、新しい製品やブランドを発見した直後に行動を起こしているとされています。
・また、消費者は、ブランドが適切で役立つ体験を提供することも期待しています。
・実際5人中2人が、買い物のアイデアを得るために Google フィードを探索することを楽しんでいると述べています。

この背景として、ディスカバリー広告の商品フィードがベータ版で利用できるようになった点が上げられています。そのため、広告主は買い物客の興味や意図に基づいて商品を表示できます。

具体的には、広告主は、Google Merchant Centerカタログでライフスタイルの画像と短いテキストを使用して、より関連性の高い広告エクスペリエンスを提供できるようになりました。

たとえば、フィットネスやファッションに関心のある消費者は、YouTube や Google アプリのコンテンツフィードで、新しいブランドの様々な色やスタイルのスニーカーを目にすることがあります。

その例としてPuma社は、標準のディスカバリー広告から製品フィードに切り替えて、注力したい時期にカタログを宣伝しました。
これにより、広告費用対効果が46%増加し、コストが19%削減されました。
Puma のデジタル マーケティング担当シニアディレクターであるAshley Anderson氏は、次のように述べています。
「パーソナライゼーションと優れたパフォーマンスにより、支出を効率的に拡大することが容易になりました。」

Puma社の例

方法その2「アセットファーストのアプローチ」

続いて「クリエイティブへの影響を大きくするためにアセット ファーストのアプローチを取る」事を述べています。

様々なプラットフォームで消費者のエンゲージメントを維持するには、大規模な創造力と、より視覚的で本物のストーリーテリングを可能にするソーシャルやビデオなどのキャンペーン向けのマルチアセットアプローチが必要です。

消費者の半数近くが、動画広告で見た新しい製品やブランドを購入する可能性が高いと述べています。

アセットをYouTubeのショート動画にスケーリングして、消費者がワークアウトクリップからレシピのウォークスルーまですべてを視聴することで視覚的な勢いを促進できるようになりました。
このモバイル キャンバスを最大限に活用するには、垂直方向の動画と画像アセットを、動画アクションを使用して YouTube ショート エクスペリエンスに持ち込み、画像のディスカバリー キャンペーンを開始します。

このアセット ファーストのクリエイティブ アプローチは、キャ​​ンペーン全体により良い結果をもたらすことがわかっています。ビデオ アクション キャンペーンとディスカバリー広告を組み合わせた広告主の60%以上が、元のアクション単価以下でコンバージョンを増やしています。

インビザラインのロゴ

インビザラインのロゴ

クリアアライナーシステムを設計する米国に本拠を置く企業であるInvisalign社も、ディスカバリー広告のクリエイティブを一新して、最もパフォーマンスの高いソーシャル アセットを反映することで、若い消費者の関心を高めることに成功しました。Starcom でこの新しいクリエイティブなアプローチを実装した後、ブランドはサイトトラフィックを 13%増加させ、訪問の89%が新しいサイト訪問者によるものでした。

方法その3「ストーリーテリングをアップグレード」

3つ目として「本物の多様な表現でストーリーテリングをアップグレードする」点を挙げています。

資産をスケーリングして構築することは、ストックフォトや一般的なビジュアルに依存することを意味する必要はありません。消費者の43%は、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が登場する広告をクリックする可能性が高いと述べています。

また半数以上が、製品を使用している人々を取り上げた広告をクリックする可能性が高いと述べています。

視聴者に最大の影響を与えるには、市場を反映するさまざまな消費者に関連するビジュアルと行動を促すフレーズを組み立てます。

Googleは、消費者のビジネスに役立つ、より有用で関連性の高い広告を作成する手助けをしています。以下の最新のツールとリソースをチェックしましょう。

1.Ads Creative Studio を使用して、魅力的なクリエイティブ バリエーションを大規模に作成します。
2.アセット ライブラリで利用できる動画作成および強化ツールを使用して、既存のアセットを YouTube ショート用に適応させます。
3.最後に、アセット レポートとオーディエンス アセット インサイトを使用して、アセットを最適化してパフォーマンスを向上させるのに役立つ、より豊富なクリエイティブインサイトを取得します。

まとめ

以上、Google BLOG内の記事を解説を交えまとめましたが、少し専門的な言葉が多く難解な印象があるため重要なポイントをまとめなおしてみました。

まずしっかりカスタマイズする

まず、商品に関してより具体的に誰のためのどんな商品か?という点を明確に伝える事が必要です。
背景としてはGoogle広告のプラットフォームの進化により、より繊細なターゲティングが可能になった点を上げていて、その積極的な活用を推奨しています。

アセットファーストのアプローチを実践する

ここでいう「アセット」とはレスポンシブ検索広告で使用する複数の広告見出しと説明文のことです。
つまり、ある方針に則った訴求内容の塊を様々な広告メニューで活用する事で一貫した商品訴求をユーザーに伝えていく事を推奨しています。

多様な表現でストリートテリングを昇華する

「ストリートテリング」。簡単に言えば「(利用する人々の)物語を語って伝えること」を様々な広告メニューを使って展開する事を意味しています。その一つの例としてAds Creative Studioを活用してクリエイティブのバリエーションを増やしたり、その増やしたクリエイティブを様々な配信メニューに展開したりする事を推奨しています。

Google広告のプラットフォームの進化は続いていて、それは単純に「できること」が増えているだけではなく、それぞれの機能が有機的に連動している為、しっかり使い込むことで相乗的に効果を引き出す事ができる方向に進化してきている事が伺えます。

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