FMCG売上前年同期比5.8%増
Kanterの消費者パネルデータによると、2021年上期、中国のFMCG(fast-moving consumer goods: 日用消費財)売上は、前年同期比5.8%、2019年対比でも3.8%増加し、回復してきていることがみてとれます。中国南部の経済状況とeコマースがFMCG売上増に大きく貢献しました。夏に向けて気温が高くなり、飲料(14.5%)やパーソナルケア製品(9.8%)が同比伸長しています。中国の第二四半期GDPは、7.9%のプラス成長でパンデミックによる景気後退から回復してきています。
オンラインショッピングは、2021年上期同比10.6%増加しましたが、2021年第1四半期(同比33.2%増)に比べると成長ペースは鈍化しています。オンラインで買い物をする消費者の数は増え続けており、前年よりもっと頻繁に購入するようになってきています。2021年第二四半期は、中国のFMCG総売上の28.4%をeコマースが締めています。今では中国の都市部世帯の74%以上がFMCGをオンラインで購入しています。(参照※1、グラフa)
【出典元】
※1 FMCG in China recovers well during first half of 2021 | Kanter
https://www.kantar.com/inspiration/fmcg/fmcg-in-china-recovers-well-during-first-half-of-2021