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    2021.09.17

Agility 世界富裕層の高級品・サービス消費トレンド インド、中国、米国の富裕層を筆頭に将来に楽観的

インド、中国、米国の富裕層を筆頭に将来に楽観的

シンガポールの高級品・サービス業界コンサルティング会社、AgilityResearch&Strategyが、Agility Global Millionaire Luxury Report 2021(2021年Agilityグローバル富裕層高級品・サービスレポート)をリリースしました。この調査は2021年2月~4月の間に、米国、中国、インド、英国、フランス、日本の富裕層1,000人以上へアンケート調査したもので、世界の富裕層の消費動向の一端が伺えます。レポートによると多くの富裕層は自身の今後の経済状況について楽観的な見方を示しています。今後12ヶ月間で可処分所得の見通しについて、調査市場の中ではインド、中国、米国が楽観的なグループで、中国では63%が増える、現状維持が23%で8%が減ると回答しています。米国では64%が増加、27%が現状維持、9%が減るとなっています。(参照※1、グラフa)

可処分所得見通し

自身の経済状況への楽観的な見通しをうけ、高級品・サービスへの消費意欲も高く、今後高級品・サービスへの支出増を予定している富裕層は、インド(66%)と中国(56%)は過半数を超えています。(参照※1、グラフb)カテゴリ別にみると、中国の富裕層は美容とファッション、米国と英国の富裕層は旅行への支出を増やす計画を立てています。Agilityは2021年初めから予測していた、旅行の「リベンジ消費」が今回の調査で裏付けられた形です。アジア市場をターゲットにしている高級品・サービス企業は、サスティナブル消費志向について、十分考慮する必要があります。中国富裕層の10人中およそ9人が、自分が購入するブランドがエシカル(倫理的責任を果たしている)かどうかを気にすると回答しています。

高級品・サービスへの支出意向

旅行はパンデミックで一番大きなマイナス影響を受けた業界ですが、渡航緩和が進むにつれて、大きなリバンドの期待が持てる分野でもあります。まだ多くの国々は国境を閉ざしたままで、中国、米国、そして特に日本は、今後12ヶ月は海外旅行より、国内旅行を好んでいますが、英国とインドは海外旅行意欲の高まりが見られます。今後12ヶ月に海外旅行を計画している富裕層のなかで人気の旅行先は、英国のトップ3は、フランス、スペイン、米国。米国のトップ3は、イタリア、英国、フランス。中国は、イタリア、フランス、そして日本が人気海外旅行先トップ3です。

【出典元】
※1 NEWSLETTER Agility Global Millionaire Luxury Report 2021 ▬ Resilience and Optimism Lie Ahead | Agility Research
https://agility-research.com/newsletter-agility-global-millionaire-luxury-report-2021-%E2%96%AC-resilience-and-optimism-lie-ahead/
※2 Sneak Peak: How Millionaires Define Luxury in 2021 | Jing Daily
https://jingdaily.com/global-millionaires-spend-2021-report/

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