2018年の振り返りとインバウンドへの影響
欧米最大のセールシーズン、2019年のブラックフライデーは、今年は11月29日、サイバーマンデーは12月2日です。2018年のデータを振り返ります。2018年イギリスのブラックフライデーオンライン売上は、14億9000万ポンド(2,093億円)。米国では、ブラックフライデーオンライン売上は、2018年は62億ドル(6,761億円)に達し、さらにサイバーマンデーはより大きな収益をあげ、売上高は79億ドル(8,615億円)でした。PI Datametricsのレポートによると、2018年、イギリスで最も検索された電気製品は、1位任天堂スイッチ(検索数180万)、2位Xボックスワン(検索数82万)、3位フィットビット(検索数82万)です。ブラックフライデーに関連した検索語句上位の表を御覧ください。(参照※1、表a)過去12年間、ブラックフライデー関連の検索ボリュームは着実に増加しています。ブラックフライデー関連の検索ボリュームは、例年、9月中旬に増加し始め、11月にピークに達します。Googleによると、過去2年間で「Back Friday」の検索ボリュームは80%増加しています。(参照※1、表b)
クリスマスショッピングシーズンの始まりを告げる、ブラックフライデーとサイバマンデーセールは、パソコンやゲーム機、ホバーボードなどが売れ筋ではあります。ですが、旅行商品を探している消費者も実は多いのです。eMarketerによると、2018年ブラックフライデーには9%、サイバーマンデーには12%のアメリカのインターネットユーザーが、旅行やアクティビティのセール情報を探す予定だと回答しています。Expediaと世代間の市場調査を行うCenter for Generational Kineticsの最新レポートによると、アメリカ人の74%が、モノより思い出に重きを置くと回答しています。サイバーマンデーは小売業者だけのセールイベントではありません。このセール期間は、トラベルマーケティングの大切な好機です。消費者へ旅行へのインスピレーションや動機を与えましょう。(参照※2、グラフb)
※1 ブラックフライデー統計 | SaleCycle Blog
https://blog.salecycle.com/featured/11-black-friday-and-cyber-monday-online-retail-stats/
※2 サイバーマンデーと旅行|Expedia
https://blog.advertising.expedia.com/cyber-monday-travel