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    2019.08.21

トリップアドバイザー 初のインバウンドレポート

あの国に人気の都道府県は?宿を予約するのは訪日の何日前? 

  世界49の国と地域、28言語でサービスを展開する、トリップアドバイザーが、初の訪日インバウンドレポートを発表しました。トリップアドバイザーのアクセス状況や検索行動、利用者へのアンケート調査など盛りだくさんの内容です。
トリップアドバイザーで日本の情報への海外からのアクセス状況は、年々増加していて、2013年~2018年の年平均増加率は24%です。アクセスを大陸別・地域別にみると、アジアからのアクセス数が最も多く、過半数を占めています。続いて北中米で、特にアメリカは単独で17%を占め、世界で最も大きなアクセス元です。2018年に前年よりトリップアドバイザーへのアクセスが増えた上位10の国と地域では、インドが29%増で最も伸びており、ついでイタリア23%、ニュージーランド21%、オランダ18%、フランス17%、ドイツ・カナダ・アメリカ14%、イギリス・スイス13%と続きます。近隣アジア以外の国と地域でも、日本への関心が高まっていることがみてとれます。
  トリップアドバイザー上で日本の情報へアクセスしている上位の国と地域は、それぞれどの都道府県への関心が高いのでしょうか。東京、大阪、京都(赤字)は、上位6位以内に常にランクインしていて、訪日客全体に人気ですが、スノーリゾート長野(緑字)はオーストラリアとイギリスで5位、カナダでも4位に。北海道(青字)は、香港、台湾、シンガポール、タイ、韓国など、東南アジア・東アジアの国と地域でより人気が高く、富士山の山梨県はタイで5位に入っています。(参照※1、表1)観光資源により特定の国や地域における強みを活かし、アピールしていくことが重要です。
トリップアドバイザーで宿泊施設を「検索した日からチェックインした日付までの差」をみると、平均日数で、オーストラリアやニュージーランドは3ヶ月以上前から、遠方のヨーロッパや北中南米からは2~3ヶ月以上前に予約する傾向が見られます。アジアでは、マレーシアとシンガポールは3ヶ月前、台湾や香港、ベトナム以外の東南アジアは2ヶ月以上前、UAEやインド、中国、ベトナムは2~1.5ヶ月前で、韓国は40日以内です。紅葉や、雪などシーズナルイベントの宿泊プロモーション開始時期の参考になるのではないでしょうか。(参照※1、図1)

国と地域別 都道府県ランキング
日本のホテルを検索した時点からチェックインまでの平均時間

※1 初のインバウンドレポートを発表 |トリップアドバイザー
https://tg.tripadvisor.jp/news/blog/inboundreport2019/

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