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    2019.04.24

日本の小さな町が韓国海外旅行者の新たな人気旅行先に?~インバウンドで地方活況~

インバウンドコラム
日本の小さな町が韓国海外旅行者の新たな人気旅行先に?
~インバウンドで地方活況~

訪日旅行者が地価を押し上げる

  日本の小さな町が韓国海外旅行者の新たな人気旅行先に、と韓国のKorea Timesが報じています。10年前は韓国人の人気旅行先の1位は東南アジア、2位が中国で、日本は3位でしたが、2018年は日本がトップに。韓国人の好きな旅行先に変化が見られ、混雑した有名な観光地より、静かで小規模な目的地が人気で、例えばタイのバンコクやパタヤビーチがこれまで人気でしたが、2017年以降は、ベトナムのダナンやフーコック島が選ばれています。また、一人旅や観光客に好意的な大阪やハワイの認知度が上がっています。九州の別府も韓国人旅行者に人気の目的地の一つです。(参照※1、グラフa)

旅行先の変化について

  ロイターでも、常に東京の影に隠れていた大阪が、インバウンドブームで東京を射程圏内に!?と報じています。多くのLCCの就航と京都や奈良など25もの世界遺産への観光の起点として人気の大阪。その外国人旅行者数は2012年~2017年の5年間で5倍に成長しました。高価なブランド品の爆買いは減り、メイクアップの対面販売やマタニティグッズなど安価なサービスへ需要は移りましたが、AliPay や WeChat などを導入し、主に中国人旅行者のキャッシュレス決済への需要に柔軟に対応しています。(参照※2)
  国土交通省が19日発表した2019年の公示地価(1月1日時点)によると、インバウンドの影響を受けて北海道のニセコや大阪、京都、那覇などが高い上昇率を示しました。長野でもJR長野駅周辺や白馬の別荘地で地価の上昇が見られ、第二のニセコとなるかどうか、注目です。(参照※3)
  沖縄では、最近は「こんなところにまで!?」と地元の人間もあまり知らないような穴場のビーチにまで、観光客が訪れています。観光庁の「道の駅」インバウンド対応実態調査によると、訪日回数に応じてレンタカー利用率が増加していて、今後リピーターが増えるほどレンタカー利用が更に増加すると見込まれます。鉄道がない沖縄では、訪日外国人の移動手段は、レンタカーが主流です。しかし、旅行者への「道の駅」認知度はそれほど高くなく、認知向上が課題です。(参照※4)Webサイトや実店舗も同様ですね。広告やSNS運用など様々な施策でまずは知ってもらうことが大切です。

※1 韓国海外旅行トレンド – Korea Times
http://www.koreatimes.co.kr/www/culture/2019/03/141_265336.html
※2 インバウンドブーム大阪 – Reuters
https://www.reuters.com/article/us-japan-economy-osaka/tourism-in-osaka-often-overshadowed-by-tokyo-is-catching-up-idUSKBN1QS2TK
※3 長野県の公示地価  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO4265467019032019L31000/
※4 「道の駅」のインバウンド対応:観光庁
http://www.mlit.go.jp/common/001280761.pdf

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