風疹流行 日本への渡航自粛勧告
米国疾病センターや台湾でも
米疾病対策センター(CDC)が現地時間10月22日、日本で風疹が流行しているとして、日本へ旅行する際は事前に予防接種を受けるよう呼びかけ、特に予防接種や過去の感染歴がない妊婦は日本へ渡航しないよう勧告しました。日本では東京、神奈川、千葉など関東地方で特に患者が増加していると指摘。妊婦は妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに難聴や心臓病などの障害が起きる恐れがあるため、特に注意が必要です。
CDCが海外旅行先の感染症リスクのレベルは、最低の「注意(Level 1: Watch)」から「警戒(Level 2: Alert)」「警告(Level 3: Warning)」の3段階に分かれていて、今回はLevel 2。海外旅行に必要な通常の予防接種に加え、流行中の疾病に対する予防接種も加える拡大予防策を渡航前に取る必要があります。(参照※1)
台湾の衛生福利部も、関東地方での風疹患者数増加を受け、日本への渡航へ関して第二段階の「警告(Alert)」を発表し、特に妊婦は特別な注意を払う必要があると訪日旅行への注意を促しています。(参照※2)
※1 日本の風疹流行Level 2 | CDC
https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices/alert/rubella-japan
※2 日本麻疹警示(Alert) – 衛生福利部
https://www.mohw.gov.tw/cp-3801-44885-1.html