エクスペディアのブレジャー旅行調査報告
2016年 出張の60%はブレジャーに
出張の際、滞在日数を追加して、レジャーも楽しむ、ブレジャー旅行が増えているとエクスペディアが報告しています。アメリカ、イギリス、ドイツ、インド、中国の2017年3月以前1年以内に出張をしたビジネスマンを対象に調査したところ、平均60%の出張がブレジャーでした。2016年はアメリカのブレジャー比率は46%だったので、およそ40%増加したことになります。調査対象者の職業比率は、24%がIT関連で最多。製造業(13%)、ファイナンス関連(12%)、ヘルスケア関連(8%)、教育関連(6%)と続きます。出張の目的は、国際会議出席が67%と最も多く、他社との打ち合わせが46%、販売42%、社内会議30%です。49%が遠い出張先のほうがレジャーにも出かけると回答しています。どのような目的地の場合、出張にレジャー日程も組み込みたいと思わせる要因については、複数回答で行き先の食事やレストランが(56%)、ビーチがあることが(52%)、自然景観が美しい場所(51%)、過ごしやすい気候(50%)などが過半数を超えています。また、どれくらい遠くまでレジャーで出かけるかは、移動手段によって異なり、3時間~5時間の移動では、列車での移動を選ぶ人が多いが、1時間~2時間の距離では、国外・海外旅行ともに車を選ぶ人が特に多くなっています。もちろん、出張からブレジャーへ移行した場合、滞在日数が増え、平均して出張日程が3.9日の場合、レジャーを2.9日追加し合計約7日間に滞在期間が増えます。(参照※1、グラフa~d)
日本もMICE誘致に力を入れていますが、こういったブレジャーのトレンドを把握し、国際会議場から車で1~2時間や電車で3時間ほどのグルメどころやビーチ、観光名所への誘導がうまくできるといいですね!
※1 ブレジャートレンド Expedia
https://info.advertising.expedia.com/hubfs/Content_Docs/Premium_Content/pdf/2018-Bleisure-Travel-Trends.pdf