日本の観光客数増加率は世界一
2010年対比2017年234%増 タイは123%
英The Telegraph紙が、日本の観光客急増を報じています。1995年は、日本は国連世界観光機関(UNWTO)の国際観光客到着数ランキングでは日本への観光客数330万人で世界34位でした。日本より上位にはブルガリアやウクライナ、ベルギーがランクインしていました。そこからジワジワと順位を上げ、2010年には860万人で31位に。2011年以降、東日本大震災の影響でいったん落ち込みますが、2013年以降は驚異的な伸びを示し、2017年には、その数は2000万人を超え、2010年比234%増加し、UNMTOランキングの12位に躍り出ました。その他の国も2010年比インドが191%、ベトナムが158%、タイが123%増と急成長していますが、200%超えの成長率は日本だけです。
LCCの台頭による安価な航空券増や日本政府のビザ緩和政策、円安など様々な要因がありますが、中でも中国人観光客の急増が大きく、2014年に中国は韓国を抜き、訪日人数国別第一位となりました。現在年間600万人以上の中国人が日本を訪れています。懸念点は近年、バルセロナやベニスなど世界中で問題となっているオーバー・ツーリズムで、今後日本も対応していく必要があります。(参照※1、グラフa)
※1 観光客数増加率世界一 Telegraph
https://www.telegraph.co.uk/travel/destinations/asia/japan/articles/japan-fastest-growing-travel-destination/