イギリスのワインメーカーは、ボトルではなく缶に入れた、新しいワイン缶商品を発売する予定でした。しかし、街なかから人影が消えたイギリスで、バス停などへ広告ポスターを掲示(*1)。ポスターではせっかくの新商品写真は小さく配置され、一番目に留まるのは文章だけです。その文章はと言うと。
とてもイギリスらしい広告に、思わず大笑いしました。背景の人が消えたロンドンの街に少ししんみりともしましたが、このポスターが人気のないロンドンの街中に貼られ、たまに通るのは犬の散歩かジョギングの人だけ、という光景を想像すると、これはイギリス人ウケすること間違いなしです。
イギリス人あるあるのジョーク書籍のTwitterアカウント @SoVeryBritish (*2)では、「以下を皮肉に聞こえないように言うのは難しい」という投稿(図5)が流れてくるほど、彼らは皮肉や自虐ネタを好みます。
イギリス人はすごいと思っていないのに皮肉で「すごい」と言ったり、土砂降りの雨なのに「絶好の日和だ」と言ったりします。こんな皮肉や自虐ネタが大好きなイギリスらしいコピー文で都市封鎖を逆手に取り、差別化に成功した秀逸な広告キャンペーンだと思います。
※本記事は2020年6月26日に公開された内容を再構成したものです。
🔗参考文献・出典
*1 英・ワインメーカーの自虐ポスター – AdGang
*2 イギリス人あるある @SoVeryBritish – X(旧Twitter)