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    2024.01.26

JTB 2024年旅行動向見通し|2024年訪日外国人数は2019年水準を超え過去最高の見込み

2023年12月20日、JTBが2024年の旅行動向見通しを発表しました。

国内旅行者数は、前年2023年比97.2%、2019年比では93.6%の2億7,300万人と推計。日本からの海外旅行者数は、2023年比152.6%、2019年比72.2%の1,450万人、訪日外国人旅行者数は、2019年を超え過去最高の3,310万人(2023年比131.3%、2019年比103.8%)と推計しています。
国内旅行消費は11兆7,900億円、海外旅行消費は4兆9,600億円を見込んでいます。訪日旅行については、人数のみで消費額は算出されていません。

2023年3月に世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的大流行)」を宣言してから、3年以上経過した、2023年5月にようやくWHOが緊急事態宣言の終了を発表しました。国連世界観光機関(UNWTO)が2023年11月に発表した World Tourism Barometer によると、2023年1月~9月の世界の海外旅行者数は、新型コロナ前の87%の水準まで回復しています。ただし、 回復には地域差がみられ、欧米などに対して日本を含むアジア太平洋は遅れ気味です。

国内旅行は、新型コロナの5類移行や全国旅行支援により、宿泊者数は、コロナ前と同程度まで回復しています。海外旅行については、各国渡航規制がなくなり、海外旅行に行きやすくなりましたが、円安など経済的要因や、一部地域の不安定な情勢により、国内旅行と比べると回復は遅れています。

訪日外国人客数は、2023年4月に、日本の水際対策終了に伴い海外から日本への旅行がしやすくなったことに加え、欧米などと比べて相対的に安い物価と円安というお得感もあり、訪日外国人客数は急速に回復しています。 国・地域別にみると、韓国、台湾、アメリカ、香港などは既に新型コロナ前を上回るかそれに近いレベルにあります。回復が大幅に遅れている中国も、ゆるやかながら着実に増加しており、2024年は個人旅行を中心に回復が進むものと想定されます。

2023年10月に株式会社日本政策投資銀行および公益財団法人日本交通公社が発表した「DBJ・JTBFアジア・欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査 2023年度版」によると、「次に、観光旅行したい国・地域」は日本が前年に続いて1位となっており、日本人気の高さがうかがえます。また、日本の地方への訪問意向が高く、地方への分散化への期待が高まります (参照※1、グラフa)

【出典元】
※1 2024年(1月~12月)の旅行動向見通し|JTBグループサイト
https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2023/12/20_jtb_2024-annual-outlook.html

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