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    2023.08.21

米国 新学期セール販促事例| Walmartのインクルーシブ キャンペーン

9月に新学期を迎える米国では、Back-to-school(新学期)キャンペーンが始まっています。市場調査会社 eMarketer の予測では、今年の米国新学期セール売上は、前年比2.9%増加し、720億ドルと見こんでいます。ただし、全米小売業協会は、同比10.8%、Deloitte は同比9.3%増と予測しています。いずれにしても、米国小売業において、重要なセール期間です。eMarketer のポッドキャスト Behind the Numbers: Reimagining Retail(数字の裏側:小売り再創造)で、今年の米新学期キャンペーンの注目事例を紹介しています。大きく取り上げていたのは、Walmart のインクルーシブなキャンペーンです。感覚過敏や自閉スペクトラム症(ASD)など、感覚障害を持つ子供たちのために、Walmart は、7月~8月、毎週土曜日、午前中の数時間を「 sensory-friendly hours (低刺激アワー)」を設けています。照明は落とされ、店内流れる音楽はなく静かで、いつもは動画が流れているスクリーンには、静止画が表示されます。新学期キャンペーンは、子供たちにとって、非常に重要な店舗体験です。こうした、「誰でも歓迎するよ」といった態度表明は、生涯のロイヤルカスタマーとの関係作りに大変有効だと eMarketer は評価しています。全米教育統計センターによると、2021学年度の3歳~21歳の生徒のうち、15%の米公立学校生徒が、何らかの障害により特別な配慮を受けています。(参照※1)このキャンペーンは、TikTok でも好意的に受けいれられ、その時間帯に店舗を訪れた動画は、130万ビュー、 215,000 いいね を獲得し、2,300のコメントが寄せられ多くのコメントがこのキャンペーンを支持しています。 (参照※2、写真1)インクルーシブキャンペーンは、直接対象としている顧客以外の広い範囲の顧客もひきつけることができます。(参照※1)

Walmart sensory-friendly hours

【出典元】
※1 eMarketer Podcast: Reimagining Retail: What to watch out for this back-to-school season and how retailers can stand out
https://www.insiderintelligence.com/content/podcast-reimagining-retail-what-watch-this-back-to-school-season-how-retailers-stand
※2 What’s the deal with Walmart’s new sensory-friendly hours? | In The Know by Yahoo
https://www.intheknow.com/post/walmart-sensory-friendly-hours-tiktok/

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